フルリフォームとは?意味と種類、メリット・デメリット、費用相場を解説

フルリフォームのメリットとデメリット

フルリフォームとは、建物の基礎や柱・梁といった構造部分を残しながら、内装・外装・水回り設備までまとめて作り替える大規模な改修工事です。ここでは、リノベーションや建て替えとの違い、フルリフォームの種類、メリット・デメリット、費用相場の目安まで、埼玉県・東京都で施工実績を持つ一級建築士事務所「匠プラス」がわかりやすく解説します。

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 一級建築士事務所として、間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
  • 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
  • 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
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フルリフォームとは(定義)

内装リフォームのイメージ

フルリフォームとは、建物の基礎や柱・梁といった構造部分を残しながら、内装・外装・水回り設備までまとめて作り替える大規模な改修工事のことです。壁紙や床の張り替えだけでなく、間取り変更や耐震補強、断熱性能の向上まで含めて、住まい全体を新築に近い状態まで一新できるのが特徴です。ここでは、リノベーションや建て替えとの違いから種類、メリット・デメリット、費用相場まで、フルリフォームの基礎知識をわかりやすく解説します。

リフォームとの違い

一般的に「リフォーム」は、老朽化した設備の交換やクロスの張り替えなど、部分的な改修を指して使われることが多い言葉です。フルリフォームは、そのリフォームの中でも住まい全体を対象にする大掛かりな工事を指す点が違いです。

リノベーションとの違い

リフォームは「マイナスの状態を元に戻す」原状回復のイメージで、リノベーションは「付加価値を加える」改修という意味合いで使い分けられることがあります。ただしこの使い分けは業界内で統一された定義ではなく、フルリフォームとフルリノベーションはほぼ同じ意味で使われることも多いのが実情です。基礎だけを残すか、内装まで残すかなど、どこまで既存部分を残すかによっても呼び方は変わるため、見積もりを取る際は工事内容を具体的に確認することが大切です。

建て替えとの違い

建て替えは、既存の建物をすべて解体し、更地の状態から建築確認申請を行ったうえで新しく建てる方法です。マンションでは住戸単位で建て替えることができないため、フルリフォームが選択肢になります。フルリフォームは既存の基礎・構造を残して活かすため、解体費用や申請の手間、コストを抑えやすく、建て替えより工期が短いのも大きな違いです。一方、構造の劣化が大きい場合や、土地の条件・再建築不可物件で建て替えができない場合には、フルリフォームが実質的な選択肢になることもあります。どちらが向いているかは、現地調査で建物の構造や基礎の状態を確認したうえで判断することが重要です。

フルリフォームの種類

フルリフォーム工事の様子

フルリフォームは、どこまで手を入れるかによっていくつかの種類に分けて考えることができます。予算や住まいの劣化状況に合わせて、工事範囲を検討する際の目安になります。

表層リフォーム

壁紙・床材・建具など、目に見える仕上げ部分を中心に張り替え、見た目を一新する工事です。構造や配管、電気配線には手を加えないため、フルリフォームの中では比較的費用や工期を抑えやすい内容です。

内装リフォーム

表層の張り替えに加えて、間仕切り壁の変更やキッチン・浴室・トイレ・洗面などの水回り設備の交換まで含めた工事です。生活空間全体の使い勝手を見直したいときに選ばれることが多く、和室の畳をフローリングに変更するといった内容も含まれます。

内外装フルリフォーム

内装リフォームの内容に加えて、外壁塗装や屋根の葺き替え・塗装など外装工事まで含めて行う工事です。ひび割れなど傷んだ箇所を修復しながら、建物全体の劣化状況に合わせて内側と外側をまとめて改修できる点が特徴です。

スケルトンリフォーム

基礎・柱・梁といった構造部分(スケルトン)だけを残し、内装・外装・設備・配線・配管をすべて解体してから作り直す工事です。間仕切り壁がなくなるため間取りを大幅に自由に変更でき、水回りの場所の移動や、窓・サッシの交換による断熱性能の向上、耐震補強まで一体的に行いやすいのが特徴です。フルリフォームの中でも、もっとも工事範囲が広く自由度の高い内容といえます。

フルリフォームのメリット

リフォーム工事の現場

フルリフォームには、建て替えや部分的なリフォームにはない、次のようなメリットがあります。

  • 建て替えに比べて解体費用や建築確認申請の手間を抑えられ、工期も短く済むケースが多いこと
  • 間取りや設備のグレードを大幅に見直せるため、そこに住む家族のライフスタイルの変化に合わせた住まいづくりができること
  • 既存の基礎や構造を活かすため、思い出のある家や立地をそのまま残しながら暮らしを一新できること
  • 手すりの設置などバリアフリー化や省エネ性能の向上まで合わせて行うことで、安全で快適な住まいにできること
  • 設備も最新のものに交換でき、新しい暮らしを手に入れられること
  • 耐震補強や断熱改修まで含めて行うことで、資産価値の維持・向上や、安心して長く住める住まいにできること。将来の売却・賃貸への活用にもつながること
  • 建て替えができない再建築不可物件でも、構造を活かしたフルリフォームであれば工事できる場合があること

フルリフォームのデメリット・注意点

解体工事の様子

一方で、フルリフォームには注意しておきたい点もあります。まず、解体してみないと分からない床下や壁の中の構造・配管の劣化が見つかり、追加の修繕費用が発生することがあります。次に、工事範囲が広いため部分リフォームより費用が高額になりやすく、工事期間中は一時的に仮住まいが必要になるケースが多い点も、あらかじめ資金計画に含めておく必要があります。また、マンションの場合は管理規約により、共用部分にあたるサッシや玄関ドア、配管の縦管などの工事に制限があることも押さえておきたいポイントです。省エネ改修や耐震改修では国・自治体の補助金・助成金や税金の軽減制度を活用できる場合がありますが、対象となる工事内容や補助額の上限は制度によって異なり、内容が変わることもあるため、詳しい適用条件は自治体や税理士など専門家に確認することをおすすめします。

フルリフォームの費用相場の目安

リフォーム予算・費用の検討

フルリフォームの費用は、工事箇所・建物の規模・設備のグレードによって大きく変わります。表層リフォーム中心であれば数百万円程度、内装・水回り設備の交換まで含めると500万円前後、外壁・屋根まで含めた内外装フルリフォームで800万円前後、基礎・構造以外をすべて作り直すスケルトンリフォームになると1000万円〜2000万円程度が目安になることもあります。延床面積や既存の劣化状況によって金額の幅は大きく変わるため、まずは現地調査で概算を確認するのが安心です。予算を抑える工夫としては、工事箇所の優先順位を明確にすることも有効です。予算別にできる工事内容の目安は、当社の費用相場ページ(100万円台〜2000万円台)でも詳しく紹介しています。

工期と仮住まいの必要性

仮住まいへの引っ越し

工期は工事範囲によって異なり、表層リフォームであれば数週間程度で済むこともありますが、内外装フルリフォームやスケルトンリフォームになると、解体から完成まで2〜3ヶ月以上かかることも珍しくありません。水回りの交換や間取り変更を伴う工事では、キッチンやお風呂、トイレが一時的に使えなくなる期間が生じるため、工事内容によっては自宅を離れて仮住まいで過ごす期間が必要になります。仮住まいの家賃や引っ越し費用も、資金計画にあらかじめ含めておくことが大切です。

一戸建てとマンションでの違い

マンションの間取り

一戸建ての場合、基礎や外壁・屋根まで含めて工事範囲を広げやすい一方で、範囲を広げるほど費用も大きくなりやすい特徴があります。また、木造・鉄骨など構造の種類によって、耐震補強の方法や間取り変更の自由度も変わります。一方マンションでは、専有部分である内装・水回り・間仕切り壁が工事の中心になります。専有部分は比較的自由に手を入れやすい反面、共用部分にあたる外壁・サッシ・玄関ドア・配管の縦管などは管理組合の承認が必要になるため、管理規約を事前に確認しておくことが欠かせません。中古マンションを購入してフルリフォームする場合は、購入前に管理規約や修繕履歴を確認しておくと、工事内容の見通しが立てやすくなります。

フルリフォームに向いているケース

築年数が経過した住宅の外観

建物は年数とともに、設備や外装が傷む部分が少しずつ増えていきます。次のようなケースでは、フルリフォームが選択肢になりやすいといえます。

  • 築年数が古い住宅で、設備や内装の傷みが目立ってきた場合
  • 間取りが今のライフスタイルに合わず、大幅な変更を希望する場合
  • 愛着のある建物や立地を活かしたいが、老朽化で建て替えを迷っている場合
  • 再建築不可物件で、建て替え以外の方法を探している場合
  • 断熱・耐震・バリアフリーなどの機能性を、新築に近い水準まで引き上げたい場合

こうしたケースに複数当てはまる場合は、部分リフォームよりもフルリフォームで工事内容をまとめて検討したほうが、結果的に費用を抑えられることもあります。

フルリフォームを検討する際の流れ

現場の職人による施工

フルリフォームは一般的に、現地調査・劣化状況の確認から始まり、目的を明確にしたうえでの要望のヒアリングとプランのご提案、見積もりの提示、契約、着工という流れで進みます。工事内容によっては仮住まいへの引っ越しのタイミング調整も必要になるため、早めにスケジュールを共有しておくと安心です。着工後は解体して初めて分かる構造の状態を踏まえ、必要に応じて工事内容を調整しながら進め、完成・引き渡しとなります。設計から施工まで自社の職人が一貫してワンストップで対応できる会社を選ぶと、工事中のやり取りがスムーズになります。焦らず計画的に進めることが、理想の住まいに近づく近道です。

まとめ

費用相談のイメージ

フルリフォームとは、既存の基礎や構造を活かしながら、内装・外装・設備をまとめて刷新し、より安全で快適な住居に生まれ変わらせる大規模な改修工事です。リノベーションとの境界はあいまいですが、建て替えに比べて費用や工期を抑えられる可能性がある一方、仮住まいの必要性や追加費用など、事前に押さえておきたい注意点もあります。「この予算でどこまでできるのか」「建て替えとどちらが向いているのか」といった疑問は、建物の図面と築年数が分かれば概算でお答えできます。埼玉県・東京都でフルリフォームをご検討中の方は、一級建築士事務所である匠プラスまでお気軽にご相談ください。

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 一級建築士事務所として、間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
  • 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
  • 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
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