70平米のフルリフォーム費用はいくら?費用相場と間取りの目安、部屋別の使い方を解説
「70平米のマンションをフルリフォームしたら、結局いくらかかるのか」というご相談は、中古マンションを購入・検討しているファミリー層からよくいただきます。70平米は3LDKが中心の専有面積で、夫婦二人から3人家族・4人家族まで、幅広い暮らし方に対応できる広さです。住まい全体のフルリフォーム費用相場はフルリフォームの費用相場、予算帯ごとの早見表はフルリフォームの相場早見表のページで詳しく解説しているため、ここでは70平米という広さに絞って、費用の目安と間取りの工夫をご案内します。埼玉県・東京都で施工実績を持つ一級建築士事務所「匠プラス」がわかりやすく解説します。
私たち、匠プラスについて
- 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
- 一級建築士事務所として、間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
- 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
- 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
- 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
結論:70平米のフルリフォーム費用は700万円〜1500万円台が目安

70平米のマンションをフルリフォームする費用は、工事範囲によって700万円〜1500万円台まで幅があります。内装・水回り設備の交換を中心とした工事であれば700万円〜1000万円程度、間仕切りを撤去して間取りを作り替える全面的なフルリフォームになると1000万円〜1500万円台が目安です。既存の間取りをできるだけ活かし、内装と設備のグレードだけを見直す部分的な工事であれば、700万円を下回るケースもあります。70平米は3LDKを中心にファミリー向けの間取りが多い広さのため、内装や水回りの範囲だけでなく、個室の数や収納量まで含めて検討する方が多いのも特徴です。なお、フルリフォームは「リノベーション」とほぼ同じ意味で使われることもあります。ここでの金額はあくまで大まかな目安であり、実際の費用は建物の構造・築年数・仕様によって変わるため、正式な費用は現地調査のうえでのお見積りとなります。
70平米はどんな広さ?多い間取りと専有面積の目安

70平米という専有面積が、実際にどのような間取りになりやすいのかを見ていきます。
3LDKが中心
70平米前後のマンションでは、リビング・ダイニング・キッチンに居室が3部屋つく3LDKが最も多い間取りです。各居室を6畳前後で確保しながら、LDKも15畳〜20畳程度とれることが多く、夫婦の寝室と子供部屋を2部屋、あるいは書斎や納戸として使うサービスルームを1部屋、といった配分がしやすい広さです。和室が1部屋残っている間取りも多く、洋室に改装するか、扉を引き戸に替えて多目的に使えるようにするかは、暮らし方次第で判断が分かれます。
4LDKにできる場合も
間仕切りを増やして個室を4部屋に分ける4LDKにできる場合もありますが、70平米で部屋数を増やすと1部屋あたりの広さがかなり限られるため、収納量や家具の配置には工夫が必要になります。子育て世帯で子供部屋を人数分確保したい場合は、間取り変更の可否を含めて早めに相談しておくと安心です。なお、フルリフォームは「マンションリノベ」「フルリノベーション」「フルリノベ」など、会社によって呼び方が異なりますが、内容としてはほぼ同じ工事を指しています。間取りのレイアウトを大きく変える場合は、既存の配管・配線の位置が制約になることもあるため、早い段階で施工会社に現況を確認してもらうと計画が立てやすくなります。
家族構成・暮らし方別に見る70平米の使い方

70平米は3LDK中心の広さのため、誰がどう暮らすかによって間取りの優先順位が変わります。
夫婦二人・DINKSの場合
夫婦二人やDINKS(共働きで子どものいない世帯)の場合、70平米はゆとりを持って使える広さです。寝室・ワークスペース・趣味の部屋を個別に確保しながら、リビングも広めに取りやすく、ウォークインクローゼットや土間収納をまとめて設けることもできます。将来的に家族構成が変わる可能性がある場合は、後から間仕切りを追加しやすい下地にしておくといった、将来を見据えた設計を検討する価値もあります。
3人家族の場合
3人家族で70平米に住む場合は、夫婦の寝室と子供部屋1部屋を個室として確保しながら、残りをリビングや書斎・ワークスペースにあてるプランが選ばれやすい傾向です。お子様の成長に合わせて個室を分割できるよう、下地の段階で配線や間仕切りの追加を見据えておくと、後からの変更がしやすくなります。家族みんなが快適に過ごせる生活空間を目指すなら、リビングを広めにとる配分がおすすめです。
4人家族の場合
4人家族で70平米に住む場合は、3LDKの各個室を子供部屋2部屋+主寝室として使う配分が一般的です。個室を優先すると1部屋あたりの広さは限られるため、収納を各部屋に分散させたり、廊下や玄関まわりのデッドスペースを有効活用したりすることで、生活動線を確保しやすくなります。お子様の年齢差がある場合は、将来的に部屋を仕切り直せるよう可動間仕切りを採用する方法もあります。
部屋・用途別にいくらかかるか

70平米のフルリフォームでどこにいくらかかるのか、部屋・用途別に費用の目安を見ていきます。
リビング・ダイニングの費用(目安200万円〜400万円)
リビング・ダイニングを中心に、床・壁・天井の内装を一新し、間仕切りを撤去してキッチンと一体的な空間にする工事であれば200万円〜400万円程度が目安です。窓を室内窓に変更して隣接する個室との採光・視線の抜けを確保するプランを組み込むと、その分費用は上がります。
水回り(キッチン・浴室・洗面所・トイレ)の費用(目安200万円〜400万円)
システムキッチン・浴室・洗面所・トイレをまとめて入れ替える費用は、200万円〜400万円程度が目安です。食洗機やIHクッキングヒーターなど設備のグレードを上げると、上記より30万円〜100万円ほど上振れすることもあります。配管の移動を伴う場合は、マンションの構造上、床下のパイプスペース(給排水スペース)の制約を受けることがあるため、事前の現地調査で移動できる範囲を確認しておくと安心です。
個室(寝室・子供部屋)の費用(目安80万円〜200万円)
3部屋分の個室について、フローリングを張り替える費用、クロスの張り替え、建具・収納の造作までを行う費用は、あわせて80万円〜200万円程度が目安です。無垢材や木材の質感を活かした床材、明るい色のクロスを選ぶと、同じ工事範囲でも印象は大きく変わります。子供部屋は将来の間仕切り追加を見据えて配線だけ仕込んでおく、といった工夫でコストと将来の変更しやすさを両立できます。
収納・書斎の費用(目安50万円〜150万円)
ウォークインクローゼットや土間収納、廊下沿いの造作収納を新設する費用、書斎やワークスペースを確保する費用は、あわせて50万円〜150万円程度が目安です。書斎には造作のデスクや棚を設置すると、限られたスペースでも収納と作業スペースを両立できます。廊下やデッドスペースを活用して収納をまとめると、70平米とは思えない収納量を確保できる場合もあります。使用する建材のグレードによって、同じ工事範囲でも100万円〜300万円ほど総額に差が出ることがあります。
築年数別の費用の違い

70平米前後のファミリー向けマンションは、中古物件を購入してからフルリフォームするケースも多く、築年数によって費用は変わります。築20年前後であれば内装・設備の劣化を中心とした標準的な工事で収まりやすい一方、築30年〜50年前後になると、配管や設備の老朽化・断熱性能の低さが目立ち始め、断熱材の追加や配管の更新まで含めた工事が必要になり、費用が上がる傾向があります。古い物件ほど、壁や床をはがしてみないと分からない見えない部分の劣化が見つかることもあり、資金計画には一定の余裕を持たせておくと安心です。マンションは柱や梁といった構造躯体を変更できないため、一戸建てに比べると専有部分の工事に範囲が限られる分、想定外の追加費用は抑えやすい傾向にあります。特に旧耐震基準の時期に建てられたマンションは、建物全体の耐震性能を管理組合がどう扱っているかによって、個別の住戸でできる工事の範囲が変わることもあるため、購入前に不動産会社を通じて管理規約や修繕履歴を確認しておくと安心です。築年数は費用を左右する要因の一つのため、購入を検討している物件があれば、築年数をもとにおおまかな費用を試算してから現地調査に進むと、資金計画が立てやすくなります。工事期間中に仮住まいが必要になる場合は、家賃相当額もあらかじめ資金計画に含めておくと、想定外の出費に慌てずに済みます。
70平米を広く使うための間取りの工夫

専有面積が限られる70平米だからこそ、間取りの工夫次第で体感の広さは大きく変わります。個室を最小限にしてLDKを拡張するプランも、暮らし方によっては有効な選択肢です。
間仕切りを減らして回遊動線にする
壁で区切られた個室をできるだけ減らし、リビングから洗面・水回りへ回遊できる動線にすることで、実際の面積以上の開放感を得やすくなります。洗面室を2方向からアクセスできるウォークスルー動線にすると、朝の身支度の動線効率も上がります。廊下からリビングまで視線が通る間取りにすると、70平米でも実際の面積以上の広がりを感じやすくなります。
室内窓・天井の高さで開放感を出す
個室と個室の間、または個室と廊下の間に室内窓を設けると、独立した空間を保ちながら光と視線を通せます。南向きの窓から光が奥の部屋まで抜ける配置にすると、日中は照明に頼らず過ごせる時間帯も増えます。天井裏の点検口の位置によっては天井を高くできる場合もあり、天井高を確保するだけでも部屋の印象は大きく変わります。
スケルトンリノベで自由度を上げる
既存の間仕切りや設備配置にとらわれず、床・壁・天井をいったん撤去して柱や梁といった躯体だけを残すスケルトンリノベーションにすると、間取りの自由度は大きく上がり、大胆な間取り変更も検討しやすくなります。ただしマンションのリノベーションでは住戸内部(専有部分)のみが対象となり、構造躯体や共用の配管には手を加えられない点に注意が必要です。
テイスト・素材で個性を出す
70平米は3LDKという分かりやすい間取りだからこそ、内装のテイストを絞り込むと部屋全体にまとまりが出やすくなります。北欧テイストで木の質感を活かす、ナチュラルな色合いで統一する、コンクリート打ちっぱなし調の壁やモルタル仕上げの床でインダストリアルな雰囲気にする、経年変化を楽しむヴィンテージ調でまとめるなど、好みに応じた選択肢があります。アクセントクロスや無垢材の床、タイル、システムキッチン、造作のカウンターなど、素材や設備を1〜2箇所に絞ってこだわると、機能性を保ちながらコストを抑え、上質で洗練された印象に仕上げやすくなります。白い壁を基調に木の質感を差し色にするなど、デザイン性の高い組み合わせも人気です。窓を二重窓にすると断熱性・防音性も両立できます。眺望のよいバルコニー側にリビングを寄せるなど、風の通りや窓の配置を活かしたレイアウトも、開放感を出すポイントの一つです。
マンションのフルリフォームで確認しておきたい注意点

管理規約と遮音等級(L等級)
マンションでは、リフォーム内容が管理規約の範囲内かどうかを事前に確認する必要があります。特に床材の変更は、遮音性能に関する規約(L等級など)が定められているマンションが多く、規約に適合しない床材を使うと工事後にトラブルになることがあります。管理組合への事前申請が必要な場合もあるため、契約前に管理規約を取り寄せて確認しておくと安心です。
共用部分と専有部分の違い
サッシや配管の縦管、バルコニーなど共用部分にあたる箇所は、個人の判断だけで変更できません。工事できる範囲はあくまで専有部分に限られるため、希望する工事内容が共用部分に関わっていないか、早い段階で確認しておくとプランがスムーズに進みます。
資金計画と住宅ローン
70平米クラスのフルリフォームは金額も大きくなりやすいため、中古マンションの購入費用とあわせた資金計画を早めに立てることが重要です。リフォーム一体型の住宅ローンを利用できる場合もあるため、購入とリフォームを別々のローンにするか一体で組むかによって、総支払額や手続きの流れが変わります。優先したい工事内容を整理したうえで、早い段階で金融機関や施工会社に資金計画を相談しておくと、購入からリフォームまでの進め方が立てやすくなります。中古住宅の購入とあわせてリフォームする場合、要件を満たせば住宅ローン減税の対象になることもあるため、あわせて確認しておくと安心です。
バリアフリーと段差の解消
将来の暮らしやすさを見据えて、玄関やトイレまわりの段差をなくすバリアフリー化を70平米のフルリフォームに組み込むご相談も増えています。廊下の幅を確保して手すりを設置しやすい下地にしておくなど、今すぐ必要でなくても、あとから対応しやすい形にしておくと安心です。
費用を抑えるコツ

70平米という広さでも、工夫次第で費用を抑えることができます。代表的なコツを3つご紹介します。
既存の間取りをできるだけ活かす
間仕切りの位置や配管の位置を大きく変えず、内装と設備のグレードを見直す工事に絞ることで、解体・造作にかかる費用を最小限にできます。壁面収納を活用して部屋を仕切るなど、コストと収納量を両立させる工夫も有効です。優先したい工事内容を整理し、譲れる部分と譲れない部分を分けておくことが、費用を抑える近道であり、住み始めてから後悔しないためのメリハリのつけ方でもあります。
複数の工事をまとめて依頼する
水回り・内装・収納の工事をまとめて1社に依頼することで、足場や仮設にかかる費用を分散でき、工期の短縮にもつながります。部分ごとに別々の業者へ依頼するより、総額を抑えやすい傾向があります。見積もりの単価や坪単価だけで安さを比較するのではなく、工事範囲や設備のグレードまで含めて内訳を確認することが、納得のいく業者選びにつながります。
補助金・減税制度を確認する
断熱改修や省エネ改修、バリアフリー化を伴う工事では、国や自治体の補助金・助成金、住宅ローン減税をはじめとした所得税の控除を活用できる場合があります。対象となる工事内容や金額は制度によって異なり、2026年時点の内容が翌年以降に変更されることもあるため、詳細は国土交通省や自治体の窓口、税理士など専門家にご確認ください。事前に補助金の情報収集をしておくと、想定予算内に収まるかどうかの見通しも立てやすくなります。
70平米のフルリフォームに関するよくある質問

Q. 70平米で4LDKにできますか?
間仕切りを増やせば4LDKにすることは可能ですが、1部屋あたりの広さがかなり限られるため、収納量や家具配置の工夫が必要になります。個室を増やすより、リビングを広めに確保した3LDKの方が快適に使えるケースも多く、家族構成や子供の年齢に合わせて優先順位を整理することをおすすめします。
Q. 中古マンションを購入してからのリフォームでも大丈夫ですか?
70平米前後のファミリー向けマンションは、新築マンションよりも価格を抑えて中古物件を購入し、フルリフォームで理想の住環境を叶える進め方が一般的です。ただし購入前に管理規約・修繕積立金の状況・配管の位置を確認し、要望を満たす工事範囲かどうかを確認しておくと、費用の内訳や見通しが立てやすくなります。図面だけでは分かりにくい部分は、現地で実際に見える範囲を確認しながら進めると安心です。
Q. 見積もりより費用が上がることはありますか?
壁や床をはがしてみて初めて、下地の傷みや配管・配線の不具合が見つかった場合は、追加の費用が発生することがあります。追加工事に着手する前に、内容と費用について説明を受け、承認したうえで進める流れになるのが一般的です。
Q. 1000万円あれば足りますか?
工事範囲や設備のグレードにもよりますが、1000万円前後あれば内装・水回りを中心としたフルリフォームが視野に入る予算帯です。間取り変更まで含める全面的な工事の場合は、1000万円〜1500万円台を見込んでおくと計画が立てやすくなります。
まとめ

70平米のフルリフォーム費用は、専有面積や工事範囲をもとに算出すると、内装・水回り中心であれば700万円〜1000万円、間取り変更を伴う全面的な工事であれば1000万円〜1500万円台が目安です。3LDKが多い間取りだからこそ、夫婦二人・3人家族・4人家族といった家族構成に応じて、個室の配分や間仕切りの減らし方、回遊動線の作り方次第で、暮らしやすさは大きく変わります。住まい全体の費用相場はフルリフォームの費用相場、予算帯ごとの早見表はフルリフォームの相場早見表のページもあわせてご覧ください。「70平米のマンションを購入予定で、事前に費用感を知りたい」といったご相談も歓迎です。家族構成やライフスタイルに合わせて現地調査をもとに丁寧にヒアリングを行い、面積を最大限に活かす設計・プランをご提案し、自社の職人による仕上がりまで一貫して対応するのが匠プラスの強みです。数多くのご家族の住まいを手がける中で培った経験をもとに、暮らしやすい生活空間が生まれるようご提案しますので、過去の施工事例(完成イメージ)も参考にしながらご提案いたします。埼玉県・東京都で70平米のフルリフォームをご検討中の方は、一級建築士事務所である匠プラスまでお気軽にご相談ください。
私たち、匠プラスについて
- 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
- 一級建築士事務所として、間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
- 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
- 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
- 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。