
25坪のフルリフォーム費用はいくら?延床面積の目安と費用を抑えるコツ
「25坪の家をフルリフォームしたら、費用はいくらかかるのか」というご相談は、延床面積80平米前後の中古住宅を検討している子育て世帯や、実家を引き継いでフルリフォームしたい方からよくいただきます。25坪は延べ床面積(延床面積)にして約82平米、2階建てで3LDK〜4LDKを組みやすい標準的な広さで、多くのご家族が想定しやすい規模です。住まい全体のフルリフォーム費用相場はフルリフォームの費用相場、坪単価の目安はフルリフォームの坪単価のページで詳しく解説しているため、ここでは25坪という規模に絞って、費用の目安と建て替えとの比較、費用を抑えるコツをご案内します。埼玉県・東京都で施工実績を持つ一級建築士事務所「匠プラス」がわかりやすく解説します。
私たち、匠プラスについて
- 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
- 一級建築士事務所として、間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
- 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
- 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
- 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
結論:25坪のフルリフォーム費用は400万円台〜2000万円程度が目安

25坪(延床面積約82平米)の住宅をフルリフォームする費用は、工事範囲によって400万円台から2000万円程度まで大きく幅があります。内装・水回り設備の交換を中心とした工事であれば400万円台〜900万円程度、外壁・屋根まで含めた内外装フルリフォームになると700万円〜1300万円程度、基礎・構造体だけを残すスケルトンリフォームになると1300万円〜2000万円程度が目安です。25坪は一戸建てのフルリフォームとしては標準的な延床面積で、20坪クラスの住宅よりも坪単価(面積あたりの単価、坪当たりの単価)を抑えやすい一方、30坪・40坪クラスと比べるとやや割高になりやすい、中間的な位置づけです。なお、フルリフォームは「リノベーション」「フルリノベーション」とほぼ同じ意味で使われることもあります。
※記載の金額は一般的な戸建住宅の場合の目安です。建物の規模や工事範囲、劣化の状況によって費用は変わります。
25坪はどんな広さ?延床面積の目安と多い間取り

25坪という坪数(延床面積)が、実際にどのような住宅になりやすいのかを見ていきます。
延べ床面積 約82平米、木造2階建てが中心
25坪は延べ床面積にして約82平米で、一戸建ての中でも標準的な規模にあたります。1階にLDKと水回り、2階に個室2〜3部屋を配置する2階建てが最も多く、狭小地に多い3階建てはあまり見られません。木造軸組工法・2×4工法のどちらでも建てられ、都市部の郊外から地方の住宅地まで幅広いエリアで見られる広さです。
3LDK〜4LDKが中心的な間取り
25坪の住宅では、リビング・ダイニング・キッチンに個室3部屋がつく3LDKか、個室4部屋を確保する4LDKが中心的な間取りです。子供部屋を将来的に仕切れるよう1部屋を広めに確保しておく、来客用や在宅ワーク用の小部屋を1つ加えるなど、20坪クラスよりも部屋数・収納量にゆとりを持たせやすい広さです。
建築確認申請が必要になるケース
延床面積25坪の建物を新たに建てる、または増築する場合は、建築基準法で定められた建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)・容積率(敷地面積に対する延床面積の割合)の範囲内に収める必要があります。また、2025年4月の建築基準法改正により、木造2階建てなどの住宅で大規模の修繕・大規模の模様替えにあたる工事を行う場合も、建築確認申請の対象になりました。工事の内容が申請の対象にあたるかどうかは、契約前に施工会社に確認しておくと安心です。
世帯構成・生活スタイル別に見る25坪の使い方

25坪は延床面積に一定のゆとりがある分、誰がどう暮らすか、生活スタイルによって間取りの優先順位が変わります。
子育て世帯の場合
子育て世帯が25坪に住む場合は、1階にリビング・ダイニング・水回り、2階に個室3部屋程度を配置する3LDK〜4LDKの間取りが選ばれやすい傾向です。子どもの人数が増えても個室を確保しやすく、将来的に間仕切りを後付け・撤去して部屋数を調整できるようにしておくと、成長に合わせて長く使いやすくなります。
単身・夫婦二人の場合
単身や夫婦二人であれば、25坪は余裕を持って使える広さです。個室を1つ減らして書斎やウォークインクローゼットにあてる、リビングを広めに確保して在宅ワークスペースを組み込むなど、部屋数よりも1部屋あたりの広さを優先した間取りにしやすくなります。個室同士の間仕切りを取り払ってLDKと一体化した開放的な空間にする間取りも選びやすくなります。
二世帯住宅として使う場合の注意点
25坪で二世帯住宅を実現する場合、玄関・水回りを完全に分離する完全分離型は延床面積の制約から難しく、玄関やキッチンなど一部を共有する部分共用型が現実的な選択肢です。完全分離型二世帯住宅には一般的に30坪以上の延床面積が目安とされており、増築によって延床面積を大幅に広げる方法もあわせて検討する必要があります。
工事範囲別に見る25坪のフルリフォーム費用

25坪のフルリフォームでどこまで工事するかによって、費用は大きく変わります。坪単価の目安は、表層中心のリフォームで15万円〜30万円、水回り設備を含めると20万円〜35万円、内外装まで含めると30万円〜45万円、スケルトンリフォームで45万円〜70万円程度です(工事範囲別の坪単価の考え方はフルリフォームの坪単価のページで詳しく解説しています)。25坪は延床面積が標準的な部類に入るため、20坪クラスの住宅と比べると坪単価はやや抑えやすい傾向がありますが、30坪・40坪クラスと比べるとまだ割高になりやすい規模です。ここでは、その坪単価をもとに25坪(延床面積約82平米)における総額の目安を工事範囲別に見ていきます。
内装・水回り中心のリフォーム(目安400万円台〜900万円)
クロス(壁紙)・フローリングの張り替え、和室を洋室に一新する張り替えを中心とした内装工事に絞れば400万円台〜600万円程度、キッチン・浴室(お風呂、ユニットバスへの入れ替えを含む)・トイレ・洗面台(洗面所)など水回り設備を新しいものに入れ替える配管工事まで含めると700万円〜900万円程度が目安です。間仕切りの位置を大きく変えない分、解体・造作にかかる費用を抑えられ、傷みの目立つ1部屋だけクロスを張り替える工事であれば50万円前後で済むケースもあります。
外壁・屋根まで含む内外装フルリフォーム(目安700万円〜1300万円)
水回り設備に加えて、既存の外壁材や屋根材を撤去して新しい素材に刷新する内外装フルリフォームは、700万円〜1300万円程度が目安です。外壁・屋根の工事には足場の設置が必須で、その分の費用が別途かかります。断熱材を加えて断熱性能や耐震性を高める改修、耐久性の高い外壁材への張り替えを組み合わせる場合は、さらに費用が上がります。
スケルトンリフォーム(目安1300万円〜2000万円)
基礎・柱・梁といった構造体(骨組み)だけを残し、住まい全体を全面的に作り直すスケルトンリフォームは1300万円〜2000万円程度が目安で、多くのケースでは1400万円〜1600万円程度に収まります。工事範囲が広がる分、他の工事範囲より高額になりやすいのが実情です。間取りだけでなく内装のデザインも自由に決められるため、費用は工事範囲の中で最も高くなる一方、住まい全体を理想の形に近づけやすいのが特徴です。
なぜ延床面積が小さいほど坪単価は高くなるのか

「25坪は割高になりやすいのでは」と感じる方も多いのですが、これはキッチン・浴室・トイレといった水回り設備1点あたりの価格が、延床面積の大小にかかわらずほぼ一定額かかることが理由です。延床面積が小さいほど、同じ設備費用を坪数で割ったときの単価が高く出るため、20坪クラスの住宅は30坪・40坪クラスより坪単価が高くなりやすく、25坪もその傾向をある程度引き継ぎます。ただし坪単価が高く見えても、延床面積が小さい分、工事の総額そのものは大きな住宅より抑えられるのが実情です。会社選びでは坪単価の高低だけで判断せず、総額と工事範囲を含めて比較することが大切です。
築年数別に見る費用の違い

25坪前後の住宅は、中古住宅を購入してからフルリフォームするケースも多く、築年数によって費用は変わります。築20年〜30年前後であれば内装・設備の劣化を中心とした標準的な工事で収まりやすい一方、築30年〜40年以上になると、給排水管を入れ替える工事が必要になるほどの老朽化や、シロアリによる木材の劣化、断熱性能の低さが目立ち始め、断熱材の追加や耐震補強まで含めた工事が必要になり、費用が跳ね上がることもあります。特に1981年の新耐震基準より前に建てられた住宅は、耐震診断の結果によって補強にかかる費用が大きく変わるため、早めに耐震診断を受けておくと資金計画が立てやすくなります。古い住宅ほど、壁や床をはがしてみないと分からない基礎・柱の劣化箇所が見つかることもあり、資金計画には一定の余裕を持たせておくと安心です。
見積書に含まれやすい費用・含まれにくい費用

フルリフォームの見積書には、工事費用のほかに見落としがちな費用が含まれることがあります。代表的なものが、工事期間中の仮住まい費用(家賃・引越し費用)、建築確認申請が必要な場合の申請手数料、そして解体してみて初めて分かる劣化補修に備えた予備費です。仮住まいが必要な工期は工事範囲によって1ヶ月〜3ヶ月程度が目安で、賃貸物件を借りる場合は敷金・礼金・仲介手数料も別途かかります。想定外の工事に備えて、総額の1割程度を予備費として確保しておくと、工事中に想定外の費用が発生しても資金計画が崩れにくくなります。見積もりを比較する際は、これらの費用が総額に含まれているか、別途になるのかを事前に確認しておくことをおすすめします。
フルリフォームと建て替え、25坪ならどちらが得か

25坪前後の住宅では、フルリフォームと建て替える場合のどちらが得か迷う方も多くいらっしゃいます。契約前に確認しておきたい注意点は次のとおりです。
建て替えの場合の費用目安
建て替えの場合、既存の建物を取り壊す解体費用(木造住宅で100万円〜200万円程度が目安)に加えて、延床面積25坪の家を新たに建てる新築(注文住宅)の本体工事費用(坪単価60万円〜100万円程度として1500万円〜2500万円程度)、設計費や各種申請費用、住宅ローンの手数料・印紙代といった諸費用がかかり、総額では2000万円〜3000万円程度になることが多く見込まれます。建て替えでは新たに地盤調査を行う必要があり、結果によっては地盤改良費用が別途発生することもあります。工事中は仮住まいが必要になることがあり、家賃や引越し費用、家具の移動費用も諸費用に含めておくと安心です。
セットバック・接道義務にも注意
前面道路の幅員が4m未満の場合に敷地の境界線を後退させるセットバック(壁面後退)が必要になったり、道路に2m以上接する部分が足りない土地は再建築不可(建て替え不可)になる接道義務の制約を受けたりすることがあります。隣地に接する境界の位置によっても条件は変わるため、建て替えを検討する場合は、フルリフォームであれば工事できても建て替えではできないケースがある点を含めて、早い段階で土地の条件を確認しておく必要があります。既存の基礎・構造体を活かせるフルリフォームであれば、こうした再建築不可物件でも工事できる場合がある点は、建て替えにはない大きなメリットです。
フルリフォームが有利になりやすい理由
フルリフォームは既存の基礎・柱・梁といった構造体を残す工法のため、解体費用や新築の建築費がかからない分、建て替えより総額を抑えやすいのが特徴です。工期も短くなる傾向があり、仮住まい費用などの諸費用も抑えやすくなります。ただし老朽化が進み、耐震補強や地盤改良まで必要になる場合は、フルリフォームでも費用が上がり、建て替えとの差が縮まることもあります。
【予算別】25坪のフルリフォームでできること

25坪の住宅で予算をどこまで確保できるかによって、工事の範囲は次のように変わります。予算500万円台であれば、キッチン・浴室・トイレなど水回り設備の交換と、傷みの目立つ部屋のクロス・フローリングの張り替えに絞った工事が中心になります。予算1000万円前後であれば、水回り設備に加えて間仕切りを見直す間取り変更や、外壁・屋根の一部補修まで含めた工事が視野に入ります。予算1500万円以上を確保できる場合は、基礎・柱・梁を残すスケルトンリフォームまで含めた、住まい全体の作り替えが可能になります。同じ予算でも、既存の配管・間仕切りをどこまで活かすかによって工事範囲は変わるため、優先したい工事内容を整理したうえで、複数社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。実際の施工事例でも、優先順位を絞った工事ほど予算内に収まりやすい傾向があります。
25坪のフルリフォーム費用を抑えるコツ

25坪という延床面積でも、工夫次第で費用を抑えることができます。代表的なコツを3つご紹介します。
既存の間取り・配管の位置をできるだけ活かす
間仕切りや配管の位置を大きく変えず、内装と設備のグレードを見直す工事に絞ることで、解体・造作にかかる費用を抑えられます。予算内で優先したい工事内容を整理し、譲れる部分と譲れない部分を分けておくことが、費用を抑える近道です。
複数の工事をまとめて依頼する
水回り・内装・外壁の工事をまとめて1社に依頼することで、足場や仮設にかかる費用を分散でき、工期の短縮にもつながります。依頼する業者によって坪単価や対応できる工事範囲は異なるため、複数の工務店・ハウスメーカーに相見積もりを取ることをおすすめします。工事範囲をそろえたうえで比較すると、適正価格が見えやすくなります。
住宅ローン控除・補助金・減税制度を確認する
耐震補強や省エネ改修、断熱改修、バリアフリー化を伴う工事では、国や自治体の補助金・助成金、住宅ローン減税をはじめとした所得税の控除、リフォームローンの金利優遇を活用できる場合があります。2026年時点でも、対象となる工事内容や金額は制度によって異なり、内容が変更されることもあるため、詳細は国土交通省や自治体の窓口、税理士など専門家にご確認ください。
25坪のフルリフォームに関するよくある質問

Q. 25坪で二世帯住宅にできますか?
完全に玄関・水回りを分ける完全分離型は延床面積が不足しやすく、部分的に共用する部分共用型であれば検討の余地があります。増築を組み合わせて延床面積を広げる選択肢もあるため、具体的な要望があれば図面をもとにご相談ください。
Q. 中古住宅を購入してから25坪をフルリフォームする場合の注意点は?
物件価格を抑えられる分、見えない部分の劣化補修費用(給排水管の更新、シロアリ被害の補修など)を見込んでおく必要があります。建ぺい率・容積率の制限や耐震基準を事前に確認しておくことも、着工後に想定外の費用が発生するのを避けるポイントです。
Q. 見積もりより費用が上がることはありますか?
壁や床をはがしてみて初めて、基礎・柱の劣化やシロアリ被害、配管の不具合が見つかった場合は、補修工事に追加の費用が発生することがあります。追加工事に着手する前に、内容と費用について説明を受け、承認したうえで進める流れになるのが一般的です。
まとめ

25坪(延床面積約82平米)のフルリフォーム費用は、内装・水回り中心であれば400万円台〜900万円、外壁・屋根まで含めると700万円〜1300万円、スケルトンリフォームであれば1300万円〜2000万円程度が目安です。延床面積が小さいほど坪単価は高くなりやすい一方、25坪は20坪クラスより坪単価を抑えやすく、30坪・40坪クラスと比べるとまだ割高になりやすい、中間的な規模です。建て替えとの比較では、既存の構造体を活かせるフルリフォームの方が総額を抑えやすい傾向があります。住まい全体の費用相場はフルリフォームの費用相場、坪単価の目安はフルリフォームの坪単価のページもあわせてご覧ください。「25坪の実家を購入してフルリフォームしたいが、二世帯住宅にできるか知りたい」といったご相談も歓迎です。限られた延床面積だからこそ、間取りや構造の可能性を丁寧に見極め、坪数を最大限に活かす設計・プランをご提案し、自社の職人による仕上がりまで一貫して対応するのが匠プラスの強みです。ご家族が理想とする新しい住まいが完成した後の暮らしまで見据え、後悔しない資金計画を立てるためにも、埼玉県・東京都で25坪の住宅のフルリフォームをご検討中の方は、信頼できる一級建築士事務所である匠プラスまでお気軽にご相談ください。
私たち、匠プラスについて
- 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
- 一級建築士事務所として、間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
- 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
- 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
- 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。