40坪のフルリフォーム費用はいくらかかる?二世帯住宅の場合の目安と費用を抑えるコツを解説

「40坪の家をフルリフォームしたら、費用はいくらかかるのか」というご相談は、二世帯住宅への建て替えを検討している方や、親から受け継いだ古い戸建てを大規模にリフォームしたい方からよくいただきます。40坪は延べ床面積(延床面積)にして約132平米、2階建てであれば5LDK〜6LDKを組みやすく、完全分離型の二世帯住宅も現実的に検討できる規模です。住まい全体のフルリフォーム費用相場はフルリフォームの費用相場、坪単価の目安はフルリフォームの坪単価のページで詳しく解説しているため、ここでは40坪という規模に絞って、二世帯住宅としての使い方や建て替えとの比較、費用を抑えるコツをご案内します。マンションにお住まいの方はマンションのフルリフォーム費用のページをご覧ください。埼玉県・東京都で施工実績を持つ一級建築士事務所「匠プラス」がわかりやすく解説します。

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 一級建築士事務所として、間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
  • 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
  • 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
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結論:40坪のフルリフォーム費用は600万円台〜2800万円程度が目安

フルリフォーム費用と家計のイメージ

40坪(延床面積約132平米)の住宅をフルリフォームする費用は、工事範囲によって600万円台から2800万円程度まで大きく幅があります。内装・水回り設備の交換を中心とした工事であれば600万円台〜1200万円程度、外壁・屋根まで含めた内外装フルリフォームになると1000万円〜1800万円程度、基礎・構造体だけを残すスケルトンリフォームになると1800万円〜2800万円程度が目安です。40坪は一戸建てのフルリフォームとしてはゆとりのある延床面積で、25坪・30坪クラスの住宅より坪単価(面積あたりの単価、坪当たりの単価)を抑えやすい規模ですが、二世帯住宅として水回り設備を2系統にする場合は、その分坪単価が上がりやすい点に注意が必要です。なお、フルリフォームは「リノベーション」「フルリノベーション」とほぼ同じ意味で使われることもあります。

※記載の金額は一般的な戸建住宅の場合の目安です。建物の規模や工事範囲、劣化の状況によって費用は変わります。

40坪はどんな広さ?延床面積の目安と間取り

二世帯住宅の間取りイメージ

40坪という坪数(延床面積)が、実際にどのような住宅になりやすいのかを見ていきます。

延べ床面積 約132平米、5LDK〜6LDKも視野に入る規模

40坪は延べ床面積にして約132平米で、一戸建てのフルリフォームとしてはかなりゆとりのある規模にあたります。1階にLDK・水回り・和室、2階に個室4〜5部屋を配置する2階建てが中心で、建ぺい率・容積率に余裕がある土地であれば、平屋や3階建てとして建てられていることもあります。木造軸組工法(在来工法)・2×4工法のどちらでも建てられ、地方の広い敷地から都市部の二世帯住宅まで幅広い用途で見られる広さです。

5LDK〜6LDKや二世帯住宅仕様の間取りが中心

40坪の住宅では、リビング・ダイニング・キッチンに個室4〜5部屋を確保する5LDK〜6LDKが中心的な間取りです。30坪クラスよりもさらに部屋数・収納量にゆとりを持たせやすく、子供部屋を個別に確保したうえで書斎や来客用の和室を加えたり、玄関・水回りを分けた二世帯住宅仕様に組み替えたりしやすい広さです。

40坪ならではの+αの空間づくり

40坪という延床面積があれば、5LDK〜6LDKの居室に加えて、庭先に離れ(はなれ)を設けて趣味室や賃貸スペースにする、廊下を広めに取って家事動線を短くまとめる、対面キッチンの背面にパントリーを造作するなど、子育て世帯からライフステージが変わった夫婦二人の暮らしまで、ライフスタイルに合わせた+αの空間をつくりやすくなります。要望を詰め込む間取りにしすぎると散漫になりやすいため、優先順位を明確にしたうえで、デザイン性と使い勝手のメリハリをつけることが快適な住まいづくりにつながります。

建築確認申請が必要になるケース

延床面積40坪の建物を新たに建てる、または増築する場合は、建築基準法で定められた建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)・容積率(敷地面積に対する延床面積の割合)の範囲内に収める必要があります。また、2025年4月の建築基準法改正により、木造2階建てなどの住宅で大規模の修繕・大規模の模様替えにあたる工事を行う場合も、建築確認申請の対象になりました。建築基準法をはじめとする各種法規制は改正されることがあり、現行の基準を満たしていない既存不適合の建物も珍しくありません。申請方法や工事内容が申請の対象にあたるかどうかは、契約前に施工会社に確認しておくと安心です。

世帯構成・生活スタイル別に見る40坪の使い方

家族で暮らし方を検討するイメージ

40坪は延床面積にゆとりがある分、誰がどう暮らすか、生活スタイルによって間取りの優先順位が変わります。

二世帯住宅として使う場合

40坪は、玄関・水回り(キッチン・浴室・トイレ)をすべて分離する完全分離型二世帯住宅を無理なく検討できる延床面積です。1階と2階で世帯を分ける、または左右で分けるなど分け方によって工事範囲・費用は変わりますが、水回り設備を2系統設ける分、坪単価は単世帯の住宅より高くなりやすい点に注意が必要です。玄関や一部の水回りだけを共有する部分共用型に留めれば、水回りの系統を削って費用を抑えながら別々の生活時間を確保しやすくなります。上下階で世帯を分ける場合は、生活音による騒音トラブルを避けるため、遮音性の高い床材を選ぶといった配慮も検討しておくと安心です。

三世代同居・大家族の場合

祖父母・親世帯・子世帯が同居する三世代同居や、子育て世帯を含む人数の多い大家族が40坪に住む場合は、個室を5〜6部屋確保しつつ、家族が集まりやすい広いLDKを中心に据える間取りが選ばれやすい傾向です。将来的に子どもが独立した後は、空いた個室の一室を書斎やトランクルーム(収納スペース)として使い直せるよう、間仕切りを後から調整しやすい設計にしておくと長く住み続けやすくなります。誰がどの個室を使うか、水回りをどこまで共用するかは、家族構成が変わるたびに迷いが生じやすいテーマです。将来のライフステージの変化も見据えて早めに方針を決めておくと、間取りの検討がスムーズに進みます。

単身・夫婦二人で広さを持て余さない工夫

単身や夫婦二人で40坪に住む場合、個室を減らしてコンパクトにまとめれば、冷暖房効率や掃除の負担を抑えられます。広いリビングやウォークインクローゼット、ホームシアターにあてるなど、暮らし方に合わせた自由度の高い間取りにしやすい一方、使わない部屋が増えると光熱費がかさみやすい点には注意が必要です。単身者や夫婦二人であれば、水回りだけ2系統分の配管を先に用意しておき、必要になったタイミングで二世帯化するという賢い進め方も選択肢に入れられます。

工事範囲別に見る40坪のフルリフォーム費用

内装・床・壁紙のリフォームイメージ

40坪のフルリフォームでどこまで工事するかによって、費用は大きく変わります。坪単価の目安は、表層中心のリフォームで14万円〜25万円、水回り設備を含めると17万円〜28万円、内外装まで含めると26万円〜38万円、スケルトンリフォームで38万円〜58万円程度です(工事範囲別の坪単価の考え方はフルリフォームの坪単価のページで詳しく解説しています)。40坪は延床面積が大きいため、25坪・30坪クラスの住宅と比べると坪単価は抑えやすい傾向がありますが、二世帯住宅仕様で水回りを2系統にする場合は、この差が縮まる点に注意が必要です。坪単価から総額を計算するとおおよその相場感をつかむ目安になりますが、実際の金額は建物の状態や工事範囲によって決まる部分が大きく、範囲が広がるほど費用は膨らむ傾向があります。ここではその坪単価をもとに40坪(延床面積約132平米)における総額の目安を工事範囲別に見ていきます。

内装・水回り中心のリフォーム(目安600万円台〜1200万円)

クロス(壁紙)・フローリング・天井の張り替え、和室を洋室に一新する張り替えを中心とした内装工事に絞れば600万円台〜900万円程度、キッチンをシステムキッチン(80万円台〜)に、浴室をユニットバスに、洗面台を交換して洗面所を一新し、給湯器も含めて入れ替える給排水の配管工事まで含めると1000万円〜1200万円程度が目安です。配管を新設・移設してキッチンを対面式にレイアウト変更する場合は、床を剥がす工事が加わり設置費用がかさみます。二世帯住宅仕様でキッチン・浴室・トイレを2系統にする場合は、この上限をさらに上回ることもあります。間仕切りの位置を大きく変えない分、解体・造作にかかる費用を抑えられ、傷みの目立つ1部屋だけクロスを張り替える工事であれば50万円前後で済み、設備を新品に入れ替えるだけでも住まいの印象は大きく変わります。

外壁・屋根まで含む内外装フルリフォーム(目安1000万円〜1800万円)

水回り設備に加えて、既存の外壁材や屋根材を撤去して新しい建材に刷新する内外装フルリフォームは、1000万円〜1800万円程度が目安です。経年で色あせた外壁を塗り替えるだけでも美観は大きく改善しますが、外壁塗装だけに工事範囲を絞れば200万円前後で済むこともあり、雨漏りの原因になる下地の腐食や劣化が大きい場合は張り替えが必要になり、費用が大幅に上がります。外壁・屋根の工事には足場の設置が必須で、その分の費用が別途かかり、40坪は建築面積(建坪)も広くなりやすいため、足場・外装にかかる費用の総額が大きくなりやすい規模です。屋根の勾配や葺き替えの範囲によっても費用は変わり、壁の内部に断熱材を充填する工法で断熱性能や耐震性を高める改修、耐久性の高い外壁材への張り替えを組み合わせる場合は、さらに費用が上がります。

スケルトンリフォーム(目安1800万円〜2800万円)

基礎・柱・梁といった構造体(骨組み)だけを残し、住まい全体を全面的に作り直すスケルトンリフォームは1800万円〜2800万円程度が目安で、多くのケースでは1900万円〜2400万円程度に収まる範囲です。工事範囲が広がる分、他の工事範囲より高額になりやすいのが実情です。柱と梁の接合部や筋交いといった躯体(建物の骨組み)の状態まで確認しながら進められるのもスケルトンリフォームの特徴で、間仕切りを取り払ってLDKを一体化し、開放的な空間に作り替えることもできます。間取りだけでなく内装のデザイン性も自由に決められるため、二世帯住宅への組み替えや、水回りの位置を大きく動かす大規模な間取り変更も実現しやすく、費用は工事範囲の中で最も高くなる一方、住まい全体を理想の形に近づけやすいのが特徴です。

40坪は延床面積が大きく坪単価を抑えやすい規模

坪単価と総額の計算イメージ

「40坪は高そう」と感じる方も多いのですが、これはキッチン・浴室・トイレといった水回り設備1点あたりの価格が、延床面積の大小にかかわらずほぼ一定額かかることが理由です。延床面積が大きいほど、同じ設備費用を坪数で割ったときの単価が低く出るため、40坪は25坪・30坪クラスの住宅より坪単価を抑えやすい規模といえます。水回り設備の費用が総額に占める割合は延床面積が大きいほど小さくなり、坪単価だけでなく暮らしの快適性まで含めて比較することが大切です。ただし二世帯住宅仕様でキッチン・浴室・トイレを2系統設ける場合は、この「面積が大きいほど坪単価が下がる」効果が単世帯の住宅ほど働きにくく、坪単価が高止まりする点には注意が必要です。工事範囲によっては総額が2000万円を超えることもあるため、会社選びでは坪単価の高低だけで判断せず、複数の見積もりを比較しながら総額と工事範囲を含めて判断することが大切です。

築年数別に見る費用の違い

築年数が経過した住宅の外観

40坪前後の住宅は、愛着のある実家を受け継いでフルリフォームするケースも多く、築年数によって費用は変わります。築20年〜30年前後であれば内装・設備の劣化を中心とした標準的な工事で収まりやすい一方、築30年〜40年以上、築45年を超えるような住宅になると、給排水管を入れ替える工事が必要になるほどの老朽化や、シロアリによる木材の劣化、断熱性能の低さが目立ち始め、断熱材の追加や耐震補強まで含めた工事が必要になり、費用が跳ね上がることもあります。特に1981年の新耐震基準より前に建てられた住宅は、耐震診断の結果によって補強にかかる費用が大きく変わるため、早めに耐震診断を受けておくと資金計画が立てやすくなります。中古住宅を購入してからフルリフォームする場合は、契約前にインスペクション(住宅診断)を受けておくと、床下のシロアリ被害や雨漏りといった見えない部分の劣化や、その根本的な原因を着工前に把握しやすくなります。契約後に想定外の劣化が発覚すると、追加工事の費用や工期に影響することがあります。40坪は建物全体の面積が広い分、床下や基礎、土台の劣化箇所も広範囲になりやすく、床や壁をはがしてみないと分からない補修箇所が見つかることもあり、想定外の費用に備えて資金計画には一定の余裕を持たせておくと安心です。過去に増改築を行っている住宅は、図面と現況が食い違っているケースもあるため、着工前の現地調査で正確な状態を把握しておくと、着工後に費用が変動するリスクを見込んだ資金計画を立てやすくなります。実家を受け継ぐ場合は、名義変更や登記も含めて早めに専門家へ相談しておくと安心です。

見積書に含まれやすい費用・含まれにくい費用

見積書と計算のイメージ

フルリフォームの見積書には、工事費用のほかに仮設費や諸経費が加算されるほか、見落としがちな費用が含まれることがあります。代表的なものが、工事期間中の仮住まい費用(家賃・引越し費用)、建築確認申請が必要な場合の申請手数料、解体材の運搬・処分費用、そして解体してみて初めて分かる劣化補修に備えた予備費です。40坪は工事範囲が広くなりやすい分、仮住まいが必要な工期も1ヶ月〜5ヶ月程度とほかの規模より長くなりやすく、家族の人数が多い場合は仮住まい自体の家賃も高くなる傾向があります。仮住まい先には賃貸物件のほか、家具や荷物を減らして短期契約しやすいマンスリーマンションを選ぶ方もいます。賃貸物件を借りる場合は敷金・礼金・仲介手数料も別途かかります。工事中は解体作業による騒音や粉塵が発生することもあるため、近隣への配慮も含めて施工会社に相談しておくと安心です。引っ越しのタイミングは工程表と合わせて早めに調整しておきましょう。想定外の工事に備えて、総額の1割程度を予備費として確保しておくと、工事中に想定外の費用が発生しても資金計画が崩れにくくなります。見積もりを比較する際は、これらの費用が総額に含まれているか、別途になるのかを事前に確認しておくことをおすすめします。

フルリフォームと建て替え、40坪ならどちらが得か

建て替えとフルリフォームの費用比較イメージ

40坪前後の住宅では、フルリフォームと建て替える場合のどちらが得か迷う方も多くいらっしゃいます。契約前に確認しておきたい注意点は次のとおりです。

建て替えの場合の費用目安

建て替えの場合、既存の建物を取り壊す解体費用(木造住宅で150万円〜250万円程度が目安)に加えて、延床面積40坪の家を新たに建てる新築(注文住宅)の本体工事費用(坪単価60万円〜100万円程度として2400万円〜4000万円程度)、設計費や各種申請費用、住宅ローンの手数料・印紙代・登録免許税・不動産取得税といった諸費用がかかり、総額では2800万円〜4500万円程度になることが多く見込まれます。建物の本体価格はグレードや工法によって坪単価が変わるため、見積もりが予算をオーバーしないよう、早い段階で優先順位を整理しておくことが大切です。二世帯住宅として建て替える場合は、水回りを2系統にする分、本体工事費用がさらに上乗せされる傾向があります。建て替えでは新たに地盤調査を行う必要があり、結果によっては地盤改良費用が別途発生することもあります。工事中は仮住まいが必要になることがあり、家賃や引越し費用、家具の移動費用も諸費用に含めておくと安心です。

セットバック・接道義務にも注意

前面道路の幅員が4m未満の場合に敷地の境界線を後退させるセットバック(壁面後退)が必要になったり、道路に2m以上接する部分が足りない土地は再建築不可(建て替え不可)になる接道義務の制約を受けたりすることがあります。隣地に接する境界の位置によっても条件は変わるため、建て替えを検討する場合は、フルリフォームであれば工事できても建て替えではできないケースがある点を含めて、早い段階で土地の条件を確認しておく必要があります。既存の基礎・構造体を活かせるフルリフォームであれば、こうした再建築不可物件でも工事できる場合がある点は、建て替えにはない大きなメリットです。

フルリフォームが有利になりやすい理由

フルリフォームは既存の基礎・柱・梁といった構造体を残す工法のため、解体費用や新築の建築費がかからない分、建て替えより総額を抑えやすいのが特徴です。既存の躯体を活かせる分、工期短縮にも結果的につながりやすく、仮住まい費用などの諸費用も抑えやすくなります。ただし老朽化が進み、耐震補強や地盤改良まで必要になる場合は、フルリフォームでも費用が上がり、建て替えとの差が縮まることもあります。

【予算別】40坪のフルリフォームでできること

見積もり比較のイメージ

40坪の住宅で予算をどこまで確保できるかによって、工事の範囲は次のように変わります。予算700万円台であれば、キッチン・浴室・トイレなど水回り設備の交換と、傷みの目立つ部屋のクロス・フローリングの張り替えに絞った工事が中心になります。予算1500万円前後であれば、水回り設備に加えて間仕切りを見直す間取り変更や、外壁・屋根の一部補修まで含めた工事が視野に入ります。予算2000万円以上を確保できる場合は、基礎・柱・梁を残すスケルトンリフォームまで含めた、二世帯住宅への組み替えも視野に入れた住まい全体の作り替えが可能になります。同じ予算でも、二世帯仕様にするかどうか、既存の配管・間仕切りをどこまで活かすかによって工事範囲は変わるため、優先したい工事内容を整理したうえで、複数社に見積もりを依頼して比較することをおすすめします。

部位別に見る費用の実例

部位ごとの費用実例を見てみると、内装の一部を塗装し直すだけであれば15万円程度、システムキッチンの交換は坪単価40万円台のグレードから180万円程度まで幅があり、デザイン性を追求したグレードほどグレードアップの分だけ本体価格を押し上げる傾向があります。お風呂(ユニットバス)への入れ替えは100万円〜200万円程度、どこを削る対象にするかを切り分けながら予算を組むことが費用を抑える近道です。トイレを和式から洋式に交換する場合は30万円〜50万円程度、建具(ドアや扉)・サッシの交換は1箇所あたり10万円前後、フェンスやガレージなど外構工事は80万円〜300万円程度が目安です。40坪は水回りを2系統設ける二世帯住宅仕様にする場合、キッチン・浴室・トイレのいずれも2セット分の費用がかかる点も見込む必要があります。断熱材の追加や壁の遮音性能を高める工事、老朽化した配線の電気設備を入れ替える工事を部分的に行う場合は、対象範囲によって費用が変わるため、気になる部位があれば個別に見積もりを依頼すると実例に近い金額が把握しやすくなります。

40坪のフルリフォーム費用を抑えるコツ

リフォーム工事の様子

40坪という延床面積でも、工夫次第で費用を抑えることができます。工務店選びだけでなく、工事範囲の絞り込みもコストダウンや費用の削減につながります。代表的なコツを4つご紹介します。

既存の間取り・配管の位置をできるだけ活かす

間仕切りや配管の位置を大きく変えず、内装と設備のグレードを見直す工事に絞ることで、解体・造作にかかる費用を抑えられます。見積書の内訳を見える形にしてもらい、妥当性を判断するためにも、どこまで既存を活かすかを早い段階で工事会社と一緒に組み立てておくと安心です。予算内で優先したい工事内容を整理し、譲れる部分と譲れない部分を分けておくことが、費用を抑える近道です。

複数の工事をまとめて依頼する

水回り・内装・外壁の工事をまとめて1社に依頼することで、足場や仮設にかかる費用を分散でき、工期の短縮にもつながります。依頼する工務店・ハウスメーカー・設計事務所によって坪単価や対応できる工事範囲は異なるため、複数社に相見積もりを取ることをおすすめします。相見積もりを取る際は、坪単価だけでなく積算根拠が明確な概算見積もりを提示してもらうと、判断材料が増えて比較しやすくなります。

二世帯化は水回りの共用範囲で費用を調整する

二世帯住宅への組み替えを検討する場合、玄関・水回りをすべて分ける完全分離型は費用がかさむ一方、玄関や浴室など一部だけを共用する部分共用型に留めれば、配管工事の範囲を抑えられます。予算から逆算して共用範囲を決めると、必要な条件を満たしながら費用を調整しやすくなります。将来的に完全分離型へ変更する可能性も見据えるなら、配管の位置だけ先に2系統分を確保しておき、内装工事は段階的に進めるという選択肢もあります。

住宅ローン控除・補助金・減税制度を確認する

耐震補強や省エネ改修、断熱改修、バリアフリー化を伴う工事では、国や自治体の補助金・助成金、住宅ローン減税をはじめとした所得税の控除、リフォームローンの金利優遇を活用できる場合があります。補助金を活用すれば実質的な負担を抑えられることもあります。リフォームローンには金融機関ごとに無担保型・有担保型があり、金利や借入条件が異なります。冬の寒さを解消する断熱改修や省エネ設備の導入は、工事費用だけでなく毎月の光熱費という維持費の削減にもつながるため、あわせて検討する価値があります。2026年時点でも、対象となる工事内容や金額は制度によって異なり、内容が変更されることもあるため、詳細は国土交通省や自治体の窓口、税理士など専門家にご確認ください。

保証・アフターサービスも確認しておく

フルリフォームは費用だけでなく、工事後の保証内容やアフターサービスも会社選びの重要なポイントです。構造部分や防水・防火性能に関わる工事は、保証期間や点検頻度が施工会社によって異なります。見積もり時の金額だけで判断せず、長期優良住宅化リフォームなど住まいの性能を長く保つ工事まで含めて検討すると、家づくり全体の満足度を高めやすくなります。デザイン性の高い洗練された仕上がりにこだわるほど費用は上がりやすいため、理想と予算を天秤にかけながら、ご家族が思い描く暮らしを叶える施工会社を選ぶことをおすすめします。実際に依頼した方の実例やビフォーアフターの施工事例を確認し、使い勝手やデザイン性へのこだわりが、自分たちが思い描くマイホームの理想に近いかを見比べることも、後悔しない会社選びにつながります。

40坪のフルリフォームに関するよくある質問

フルリフォームの相談・見積もりのイメージ

Q. 40坪で二世帯住宅にできますか?

40坪であれば、玄関・水回りをすべて分ける完全分離型二世帯住宅も無理なく検討できます。水回りを2系統設ける分、坪単価はやや上がりやすいため、部分共用型と比較しながら予算に合わせて検討することをおすすめします。上下階で世帯を分ける場合は、階段や廊下の段差を解消しておくと、将来的な行き来もしやすくなります。具体的な要望があれば図面をもとにご相談ください。

Q. 40坪だと仮住まいの費用も大きくなりますか?

40坪は工事範囲が広くなりやすく、家族の人数も多い傾向があるため、仮住まいの家賃・引越し費用は延床面積の小さい住宅より高くなりがちです。内外装や躯体まで手を入れる大がかりな工事ほど工期が延びる傾向があり、内装中心の短い工期の工事であれば仮住まい費用も抑えられます。仮住まい費用は早めに見積もりに含めて資金計画を立てておくことをおすすめします。

Q. 中古の40坪の家を購入してフルリフォームする場合の注意点は?

物件価格を抑えられる分、見えない部分の劣化補修費用(給排水管の更新、シロアリ被害の補修など)を見込んでおく必要があります。延床面積が大きい分、補修費用が総額に占める割合が小さくても、絶対額としては高額になりやすい点に注意してください。建ぺい率・容積率の制限や耐震基準を満たすかどうかを事前に確認しておくことも、着工後に想定外の費用が発生するのを避けるポイントです。

Q. 見積もりより費用が上がることはありますか?

壁や床をはがしてみて初めて、基礎・柱の劣化やシロアリ被害、配管の不具合が見つかった場合は、補修工事に追加の費用が発生することがあります。情報不足のまま工事を進めると、追加費用がかさんで割高になるケースもあるため、着工前の調査をできるだけ丁寧に行うことが大切です。追加工事に着手する前に、内容と費用について説明を受け、承認したうえで進める流れになるのが一般的です。

まとめ

リフォーム完成後の住まいイメージ

40坪(延床面積約132平米)のフルリフォーム費用は、内装・水回り中心であれば600万円台〜1200万円、外壁・屋根まで含めると1000万円〜1800万円、スケルトンリフォームであれば1800万円〜2800万円程度が目安です。延床面積が大きい分、坪単価は25坪・30坪クラスより抑えやすい一方、二世帯住宅として水回りを2系統にする場合は坪単価が上がりやすい点に注意が必要です。建て替えとの比較では、既存の構造体を活かせるフルリフォームの方が総額を抑えやすく、将来の資産価値も見据えて検討する価値があります。住まい全体の費用相場はフルリフォームの費用相場、坪単価の目安はフルリフォームの坪単価のページもあわせてご覧ください。「親から受け継いだ40坪の家を、二世帯住宅にフルリフォームしたいが、費用の目安を知りたい」といったご相談も歓迎です。現代のライフスタイルを理解したうえで、広い延床面積だからこそ活かせる間取りや二世帯化の可能性を丁寧に見極め、坪数を最大限に活かす設計・プランをご提案し、見栄えのする住まいへと生まれ変わる、その過程から自社の職人による仕上がりまで一貫して対応するのが匠プラスの強みです。ご家族が理想とする新しい住まいが完成した後、長く安心して暮らせる、快適に過ごせる住まいまで見据え、後悔しない資金計画を立てるためにも、埼玉県・東京都で40坪の住宅のフルリフォームをご検討中の方は、信頼できる一級建築士事務所である匠プラスまでお気軽にご相談ください。

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 一級建築士事務所として、間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
  • 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
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