フルリフォームの頭金はいくら必要?目安の金額と頭金なしで進める場合の注意点

「フルリフォームの資金計画で頭金をいくら用意すればいいのか分からない」というご相談をいただきます。結論から言うと、フルリフォームの頭金には住宅購入時のような一律の目安はなく、工事代金のうち自己資金でどこまで用意するかという考え方の問題です。ここでは埼玉県・東京都で施工実績を持つ、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する「匠プラス」が、頭金の目安の考え方、頭金を厚くする場合・薄くする場合それぞれの注意点、頭金に充てる資金の種類まで解説します。ローンの種類や審査の詳細はフルリフォームローンの種類と選び方、工事代金の分割払いの仕組みはフルリフォームの分割払いの選択肢のページもあわせてご覧ください。

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
  • 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
  • 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
フルリフォームの頭金の無料相談はこちら

結論:フルリフォームの頭金に決まった金額はなく、自己資金をどこまで充てるかの話

フルリフォームの工事現場と足場のイメージ

住宅購入時の頭金は、物件価格のうち購入時にまとめて支払う部分を指し、残りを住宅ローンで借り入れるという明確な位置づけがあります。一方、フルリフォームで使われる「頭金」は、工事代金のうち自己資金でまかなう部分を指すのが一般的で、施工会社へ支払う着手金として扱われることが多く、特別な手続きや決まりがあるわけではありません。工事代金の2〜3割程度を自己資金で用意し、残りをローンで借り入れる組み合わせも見られますが、全額自己資金でまかなう方や、頭金を入れずにローンで進める方もいます。工事代金を1000万円とした場合の大まかなイメージを表で見てみましょう。

頭金の割合 借入額の目安 毎月の返済額のイメージ
頭金なし 1000万円 高め
2〜3割 700万〜800万円 やや軽くなる
5割 500万円 大きく軽くなる

借入可能額・返済額は金融機関や個々の状況によって異なるため、あくまで目安としてご覧ください。それぞれの考え方を次から詳しく見ていきます。

※記載の金額は一般的な戸建住宅の場合の目安です。建物の規模や工事範囲、劣化の状況によって費用は変わります。

「頭金」と「着手金」の違い・住宅購入時の頭金との違い

フルリフォームが完成した住宅の外観

新築や中古住宅の購入では、頭金は物件価格のうち購入時に支払う部分を指し、残りを住宅ローンで借り入れるという明確な位置づけがあります。フルリフォームでは「頭金」が、施工会社へ支払う着手金(契約時に支払う工事代金の一部)とほぼ同じ意味で使われることが多く、厳密な定義があるわけではありません。工事代金を直接分割して支払う場合の着手金・中間金・完成時金の考え方はフルリフォームの分割払いの選択肢のページで詳しく解説しています。「頭金」という言葉を使うときは、自己資金をいくら用意して、借入額をいくらに抑えたいかという、資金計画全体の話として捉えておくと混乱しにくくなります。

頭金の目安を決めるときの考え方

工期中のフルリフォーム工事現場

自己資金に占める割合で考える

住宅購入のように「物件価格の2割」といった明確な目安があるわけではないため、フルリフォームの頭金は、工事代金そのものよりも、手元の自己資金のうちどこまで使えるかを基準に考えるほうが実情に近いという考え方もあります。

毎月の返済額から逆算する

金融機関に借入可能額と、毎月無理なく返済できる金額の目安を確認し、その返済額に収まる借入額になるよう、不足分を頭金として自己資金から補うという逆算の仕方もあります。借入額・金利タイプ・返済期間の考え方はフルリフォームローンの種類と選び方のページで解説しています。

頭金を厚く入れるメリットと、入れすぎない方がよい理由

費用を計算する見積もりのイメージ

頭金を厚くして借入額を減らすと、毎月の返済額や支払う利息の総額を抑えやすくなります。将来の収入減少や金利上昇に対する余裕も生まれやすくなります。一方で、手元の自己資金を大きく減らしてしまうと、工事後に想定外の追加工事や、家具・家電の買い替えといった費用が発生した際に対応できなくなるおそれがあります。病気や失業など急な出費に備える生活費の予備資金まで頭金に回してしまうのは避けたいところです。

頭金なし(フルローン)でフルリフォームを進める場合

施工会社から見積もりの説明を受けるイメージ

自己資金に余裕がない、あるいは手元に残しておきたい事情がある場合は、頭金を入れずに工事代金の全額をローンで借り入れる、いわゆる「フルローン」で進める方法もあります。頭金なしでも審査自体は可能ですが、借入額が大きくなる分、毎月の返済額や総支払額(利息)は増え、年収に対する返済比率が高くなりやすいため、審査がより慎重に行われる傾向があります。頭金を入れる場合と入れない場合で毎月の返済額がどの程度変わるかは、見積もりの段階で金融機関に試算してもらうと判断しやすくなります。

頭金に充てる資金はどこから用意する?

職人が作業するリフォーム現場

頭金に充てる資金としては、預貯金などの自己資金のほか、退職金や保険の満期金、親や祖父母からの援助を充てる方もいます。親族から住宅資金の援助を受ける場合、一定の条件を満たせば贈与税の非課税制度を利用できる場合がありますが、対象となる工事の範囲や非課税となる金額には条件があるため、利用を検討する場合は税理士や税務署に確認しておくと安心です。

頭金を用意するときに見落としやすい3つの注意点

仮住まいへの引っ越しのイメージ

頭金の金額を決める際、工事代金だけに目を向けると、見落としやすい費用があります。

  • ローンの事務手数料・登記費用・仮住まい費用・引っ越し費用といった、工事代金以外の諸費用を頭金と別に用意すること
  • 工事の途中で追加工事が発生した場合に備えた予備費を残しておくこと
  • 生活費の数ヶ月分程度にあたる、急な出費に備える資金までは頭金に回さないこと

フルリフォームの頭金に関するよくある質問

住宅ローンについて相談するイメージ

Q. 頭金は必ず必要ですか?

必須ではありません。頭金を入れずに工事代金の全額をローンで借り入れる「フルローン」で進める方法もあります。ただし借入額が大きくなる分、毎月の返済額や審査への影響は変わってきます。

Q. 頭金はいつ支払いますか?

多くの場合、工事請負契約を結ぶ際に支払う着手金として扱われます。支払いのタイミングや金額は施工会社との契約内容によって異なるため、見積もりの段階で確認しておきましょう。

Q. 頭金が少ないと審査に通りにくくなりますか?

頭金の金額だけで一概に判断されるわけではありませんが、借入額が大きくなるほど年収に対する返済比率が高くなりやすく、審査で確認される項目は増える傾向があります。

Q. 頭金には住宅ローンの残っている自宅の売却資金を充てられますか?

自宅を売却して得た資金を頭金に充てられる場合がありますが、売却と工事のスケジュール調整や、売却後の住宅ローンの残債の扱いなど確認すべき点が多いため、早い段階で金融機関や施工会社に相談しておくと安心です。

まとめ

資金計画について相談するイメージ

フルリフォームの頭金には住宅購入時のような決まった目安はなく、工事代金のうち自己資金でどこまで用意するかという資金計画全体の考え方の問題です。頭金を厚くすれば毎月の返済額や利息の総額を抑えやすくなりますが、手元の自己資金を減らしすぎると、追加工事や急な出費への対応が難しくなります。頭金を入れないフルローンという選択肢もあるため、ご自身の自己資金の状況や、毎月無理なく返済できる金額を踏まえて、無理のない資金計画を立てることが大切です。ローンの種類や選び方はフルリフォームローンの種類と選び方、工事代金の分割払いの仕組みはフルリフォームの分割払いの選択肢、フルリフォーム全体の費用相場はフルリフォームの費用のページでも解説しています。埼玉県・東京都でフルリフォームをご検討中の方は、自社の大工を中心とした施工体制で、資金計画のご相談にも丁寧に対応する、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する匠プラスまでお気軽にご相談ください。

市之瀬匠

この記事の監修

市之瀬 匠(いちのせ たくみ)

株式会社市之瀬工務店 代表取締役/一級建築士事務所

昭和43年(1968年)創業の株式会社市之瀬工務店で代表を務め、自社の大工とともに新築工事からフルリフォームまで手がけている。

運営者情報・会社概要を見る

  • 58年 創業からの歴史
  • 1名 在籍する一級建築士
  • 2,000件超 リフォーム施工実績
  • 22年 建築業界での経験年数
  • 1名 在籍する二級建築士
  • 4名 在籍する1級建築施工管理技士
  • 1名 在籍する1級建築施工管理技士補
  • 1名 在籍する宅地建物取引士

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
  • 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
  • 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
フルリフォームの頭金の無料相談はこちら