フルリフォームの流れ・順番は7ステップ|着手前の相談から引っ越しまでの手順を解説

「フルリフォームを検討しているが、何から始めればよいのか、どんな順番で進んでいくのか分からず不安」という方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、フルリフォームの流れは、施工会社への相談から、現地調査・プランニング、工事請負契約、着工準備、解体や補強を含む工事、完了検査・引き渡し・引っ越しという、大きく7つのステップで進みます。ここでは埼玉県・東京都で施工実績を持つ、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する「匠プラス」が、それぞれのステップで何をするのか、施主(発注者)として決めておくべきこと、着工前に済ませておきたい準備までステップごとに解説します。工程ごとにどのくらいの期間がかかるかはフルリフォームの期間はどれくらいかかる?のページで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
  • 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
  • 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
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結論:フルリフォームの流れは問い合わせから引っ越しまで7ステップ

解体工事の様子

住まいを刷新する大規模な改修工事であるフルリフォームの流れは、既存の建物をどこまで活かすか、全面リフォームやスケルトンリフォームといった大掛かりな工事になるかどうかによって細かな違いはあるものの、大きく分けると次の7つのステップで進みます。

  1. 施工会社への相談・情報収集(相見積もり)
  2. 現地調査・要望のヒアリング
  3. プランニング・見積もりの比較検討
  4. 工事請負契約
  5. 着工準備(近隣挨拶・申請・資材発注)
  6. 解体・補強・内装仕上げの工事
  7. 完了検査・引き渡し・引越し

それぞれのステップで何をするのか、施主として決めておくべきことを順番に見ていきます。なお、骨組み(構造体)を活かす工事は「リノベーション」や「フルリノベーション」と呼ばれることもありますが、作り替える範囲が変わっても進め方の流れ自体は大きく変わりません。中古住宅を購入してフルリフォームする場合も、流れの考え方は同じです。マンションのフルリフォームでは、これに加えて管理組合への手続きが必要になるステップが増える点が戸建てとの違いです(詳しくは後述します)。

ステップ1:施工会社への相談・情報収集(相見積もり)

見積もりを比較する相談の様子

最初のステップは、複数の施工会社(業者)に相談し、見積もりを依頼することです。1社だけに決めてしまうと、工事内容や金額の妥当性を比較できないため、最低でも2〜3社から相見積もりを取ることをおすすめします。相談先を選ぶ際は、施工実績やリフォーム会社としての得意分野(木造住宅が得意か、マンションの実績が多いかなど)、一級建築士事務所としての設計対応ができるかどうかを確認しておくと、後のプランニングがスムーズに進みます。この段階では、どこまで直したいのか、間取りを大きく変えたいのか内装の作り替え程度でよいのかといった、キッチンの使い勝手など絶対に譲れない部分にこだわる場合は早めに伝え、要望の方向性をある程度整理しておくと、相談先との話がかみ合いやすくなります。建材のグレードを選ぶ自由度は、この後のプランニング段階で具体化していきます。

ステップ2:現地調査・要望のヒアリング

築年数の古い住宅の外観

相談先を数社に絞ったら、実際に建物を見てもらう現地調査に進みます。現地調査では、床下や天井裏、壁の中の骨組み(構造体)や配管・配線といった、見た目では分からない部分の劣化状況を確認し、どこまでの範囲を工事できるか、耐震性能・断熱性能(省エネ性能)を向上させる補強が必要かどうかを見極めます。一般的な木造住宅であれば、想定より傷みが少なく補強範囲が抑えられることもありますが、老朽化が進んでいる場合は補強の範囲が広がることもあります。柱や梁だけを残すスケルトンの状態まで解体するかどうかも、この時点である程度の見立てが示されます。築年数が古い住宅ほど、解体して初めて分かる傷みが見つかる可能性があるため、現地調査の時点である程度の見立てを聞いておくと安心です。同時に、ライフスタイルや暮らし方の希望、間取りの変更点、キッチンや浴室などの設備への要望をヒアリングしてもらい、プランニングの土台を固めていきます。

ステップ3:プランニング・見積もりの比較検討

マンションの間取り図のイメージ

現地調査とヒアリングの内容をもとに、施工会社ごとに間取りのプラン(図面)と工事内容の提案、見積もりが提示されます。間取りを大きく変える、スケルトンまで解体するなど大規模な改修になるほど、間取りを変える自由度は高まりますが、見積もりの内訳も複雑になります。この段階で複数社を比較する際は、同じ工事範囲・同じ条件で見積もりを出してもらうことが重要です。工事範囲や使用する建材のグレードが会社ごとに異なると、金額だけを見て単純に比較することができません。見積もりの内訳(解体費・補強費・設備費・内装費など)が明確に示されているか、住み心地にも関わる間取りの最終確認とあわせて、余裕を持った資金計画になっているかを確認します。中古住宅や中古マンションを購入してフルリフォームする場合は、住宅ローンとリフォームローンを組み合わせて利用することもあるため、事前審査にかかる期間も踏まえて検討しましょう。要望や優先順位を整理しておくほど、打ち合わせの回数を絞りやすくなり、このステップにかかる工期全体の見通しも立てやすくなります。

ステップ4:工事請負契約

足場を組んだ工事現場

依頼する施工会社と工事内容・金額が決まる段階になったら、工期・保証内容などを明記した工事請負契約を結びます。契約前には、見積書に記載された工事範囲と、実際にイメージしているプランとの間にズレがないかを必ず確認しましょう。追加工事が発生した場合の費用の取り扱いや、万が一のトラブルに備えた保険(まもりすまいリフォーム保険など)への加入についても、契約前に確認しておくと、着工後の「言った言わない」のトラブルを避けやすくなります。後悔しないためにも、契約内容に疑問点が残る場合は、着工前の段階で遠慮なく質問し、納得したうえで契約に進むことが大切です。

ステップ5:着工準備(近隣挨拶・申請・資材発注)

マンションの外観

契約後、着工までの間に、建材や設備の発注・手配、近隣住民への挨拶、工事車両の搬入経路の確保といった準備を進めます。工事の内容によっては建築基準法に基づく建築確認申請が必要になる場合があり、工事の内容が申請の対象にあたるかどうかは、契約前に施工会社に確認しておくと安心です。マンションの場合は、このステップで管理組合への事前申請や管理規約の確認も必要になります(詳しくは後述します)。水回りの工事を伴う場合は、工事期間中の仮住まいの手配もこのタイミングで進めておくと、着工日までに新しい住まいが決まらないという事態を避けられます。

ステップ6:解体・補強・内装仕上げの工事

足場が組まれた工事現場

着工後は、まず足場を組む作業から解体工事に進み、骨組み(構造体)や基礎の状態を確認したうえで、耐震性・断熱性を高める補強、配管・電気配線の新設、内装・外装の仕上げへと進んでいきます。外壁や屋根まで含む工事の場合は、足場を組む期間がその分延びることもあります。柱や梁といった骨組みだけの状態に戻すスケルトンリフォーム(リノベーションと呼ばれることもあります)になる場合は、耐力壁の補強や配管・配線を新設する範囲が広くなり、大掛かりな工事ほど工期は長い傾向があります。逆に内装中心の工事であれば、比較的短い工期で済む場合もあります。

工事中に、解体して初めて分かる構造や配管の劣化・不良が見つかった場合は、修繕・補強の範囲や追加費用について、その都度施工会社から説明を受けて判断することになります。設備の組み立てや設置が終わると、いよいよ完成に近づきます。工事の進行状況をこまめに共有してもらえる施工会社であれば、現場に足を運ばなくても工事がどこまで進んでいるかを把握しやすく、工程ごとの期間の目安はフルリフォームの期間はどれくらいかかる?のページで確認できます。

ステップ7:完了検査・引き渡し・引っ越し

引っ越しの様子

工事が完了すると、仕上がりの確認と設備が正常に動作するかどうかの完了検査を行い、問題がなければ引き渡しとなります。このタイミングで、契約時に取り決めた保証内容や、設備の保証書・取扱説明書を受け取っておきましょう。引き渡し後は、荷物の搬出・搬入を含めて引っ越す準備を進め、仮住まいで過ごしていた場合はこのタイミングで退去の手続きを進めます。引き渡しが終われば、あとは新しい住まいに住むだけです。内装を一新した住まいが新築のような真新しさで生まれ変わるのが、フルリフォームの魅力です。一戸建てでもマンションでも、快適に暮らす毎日がここから始まります。

マンションのフルリフォームで流れに加わる手続き

間取り図のイメージ

マンションのフルリフォームでは、戸建てと同じ7ステップに加えて、管理組合への事前申請という手続きが着工準備の段階で必要になります。専有部分と共用部分の区分や、工事可能な時間帯、床材の遮音等級(防音性能)、エレベーター・階段を使った資材の搬入経路など、管理規約で定められたルールを確認し、申請から承認までの期間も見込んでスケジュールを立てる必要があります。二世帯住宅への変更など、住戸の間取りを大きく変えたい場合は、管理規約で制限されている工事もあるため、契約前の確認が欠かせません。マンションフルリフォームの流れと期間の目安についてはマンションのフルリフォーム期間はどれくらいかかる?のページでも詳しく解説しています。

流れをスムーズに進めるために、施主として決めておきたいこと

住宅ローンの相談の様子

フルリフォームの流れを予定どおり進めるためには、将来の暮らし方も踏まえて、各ステップに入る前に次のようなことを決めておくと、仮住まいの選択肢を含めた打ち合わせがスムーズになります。

  • 引っ越したい時期(そこから逆算して相談を始める時期を決める)
  • 間取りをどこまで変えたいか、内装の作り替え程度でよいか
  • 資金計画(自己資金・住宅ローンやリフォームローンの利用有無)
  • 絶対に譲れない要望と、予算に応じて調整できる要望の優先順位
  • 工事中の住まい方(仮住まいが必要かどうか)

これらがあらかじめ整理されているほど、施工会社との打ち合わせの回数を絞ることができ、流れ全体がスムーズに進みます。建て替える場合との進め方の違いを含めた比較はフルリフォームと建て替えの違いを比較のページでも解説していますので、工事の方向性に迷っている方はあわせてご覧ください。

まとめ

見積もりの相談イメージ

フルリフォームの流れは、施工会社への相談・現地調査・プランニングと見積もり比較・工事請負契約・着工準備・解体や補強を含む工事・完了検査と引き渡し・引っ越しという、大きく7つのステップで進みます。マンションの場合は、これに管理組合への事前申請という手続きが加わります。それぞれのステップで何を決め、何を準備しておくべきかを事前に把握しておくことで、工事が始まってから慌てることなく、耐震性・断熱性を高める補強を含めて、リノベーションと呼ばれる工事も含めた理想の住まいづくりを進めやすくなります。工程ごとの期間の目安はフルリフォームの期間はどれくらいかかる?、フルリフォームの費用や工事内容の基礎知識はフルリフォームとは(基礎知識まとめ)のページでも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。埼玉県・東京都でフルリフォームをご検討中の方は、自社の大工を中心とした施工体制で、現地調査の段階から流れ全体を丁寧にお伝えする、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する匠プラスまでお気軽にご相談ください。

市之瀬匠

この記事の監修

市之瀬 匠(いちのせ たくみ)

株式会社市之瀬工務店 代表取締役/一級建築士事務所

昭和43年(1968年)創業の株式会社市之瀬工務店で代表を務め、自社の大工とともに新築工事からフルリフォームまで手がけている。

運営者情報・会社概要を見る

  • 58年 創業からの歴史
  • 1名 在籍する一級建築士
  • 2,000件超 リフォーム施工実績
  • 22年 建築業界での経験年数
  • 1名 在籍する二級建築士
  • 4名 在籍する1級建築施工管理技士
  • 1名 在籍する1級建築施工管理技士補
  • 1名 在籍する宅地建物取引士

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
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  • 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
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