フルリフォームの仮住まいは必要?選び方・費用相場を解説

フルリフォームを検討する際、「工事中はどこに住めばいいのか」「仮住まいは本当に必要なのか」と迷う方は少なくありません。結論から言うと、仮住まいが必要かどうかは、水回り設備の交換を伴うかどうか、骨組み(躯体)だけを残すスケルトンリフォームまで行うかどうかなど、工事内容によって変わります。ここでは埼玉県・東京都で施工実績を持つ、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する「匠プラス」が、仮住まいが必要になるケース・不要なケース、仮住まい先の選択肢と費用相場、探し方のタイミング、引っ越しに伴う手続きまでまとめて解説します。フルリフォームの工期やスケジュールの立て方はフルリフォームの期間はどれくらいかかる?、住まい全体の費用相場はフルリフォームの費用相場のページもあわせてご覧ください。

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
  • 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
  • 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
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結論:フルリフォームで仮住まいが必要になるかどうかの判断基準

仮住まいが必要かどうかを検討するイメージ

フルリフォームで仮住まいが必要になるかどうかは、工事中に水回り設備(キッチン・浴室・トイレ・洗面所)が使えなくなる期間があるかどうかが最初の判断基準になります。クロスの張り替えや建具の交換など、生活に使う設備を止めずに進められる部分的な工事であれば、仮住まいなしで工事を進められることもあります。一方、基礎・柱・梁といった骨組みだけを残すスケルトンリフォームや、水道・電気・ガスといったライフラインを一時的に止める必要がある大規模な改修工事では、工事期間中は生活空間そのものが確保できなくなるため、仮住まいがほぼ必須になります。工事範囲が住まいの一部にとどまるか、家全体に及ぶかによっても必要性は変わり、工期が1〜2週間程度の短期工事であれば、親族宅に数日身を寄せるだけで済むケースもあります。仮住まい期間も含めてどのくらい快適に住めるかをふまえて検討することが大切です。この判断基準は戸建て・マンションのどちらのフルリフォームでも共通します。なお、フルリフォームは「リノベーション」「フルリノベーション」とほぼ同じ意味で使われることもあります。仮住まいが必要かどうか、必要な場合はどのくらいの期間を見込むべきかは、現地調査の結果と工事範囲によって変わるため、見積もりの段階で施工会社に具体的な見通しを確認しておくと安心です。

仮住まいが必要になる工事・不要な工事

大規模な解体を伴う工事のイメージ

仮住まいが必要になる工事

水回り設備の交換を伴う工事は、その間キッチンや浴室、トイレが使えなくなるため、仮住まいが必要になるケースが多くあります。特に基礎・柱・梁だけを残すスケルトンリフォームは、家全体の内装・設備を一度解体するため、工期が短期間で済むことは少なく、工事期間中はほぼ確実に仮住まいが必要です。屋根・外壁まで含む大規模な内外装フルリフォームも、足場を組んで工事する期間が長く、騒音や振動、ホコリが室内にも及びやすいため、仮住まいを選ぶ方が多い工事内容です。

仮住まいが不要な工事

クロスやフローリングの張り替え、1部屋だけの小規模な内装リフォームなど、工事範囲が限られ、水回りやライフラインを止めずに進められる工事であれば、仮住まいなしで生活しながら工事を進められることもあります。工期が数日〜1週間程度の短期間で済み、工事中の音や立ち入り制限を許容できる範囲であれば、仮住まいを用意せず、日中だけ別の部屋で過ごすといった対応で済む場合もあります。ただし工事中は職人の出入りがあり、生活動線の一部が制限されるため、小さなお子様や高齢の家族がいるご家庭では、仮住まいなしで進める場合でも事前に生活への影響を確認しておくと安心です。

仮住まい先の選択肢4つと特徴

仮住まいとなる賃貸物件のイメージ

仮住まい先には大きく分けて4つの選択肢があります。工期の長さや家族構成、ペットの有無によって向き不向きが変わるため、それぞれの特徴を比較したうえで、どこでどう住むかを選ぶことが大切です。

ホテル・長期滞在型ホテル

ホテルは契約の手続きが不要で、工期が数日〜2週間程度の短期工事に向いた選択肢です。家具・家電付きで身の回りの荷物だけで滞在できる手軽さがある一方、長期滞在になるほど宿泊費が割高になりやすく、キッチンが無い部屋も多いため外食が増え、出費がかさみやすい点はデメリットです。最近は長期滞在型のホテルも増えており、1ヶ月前後の工事期間であれば選択肢に入れやすくなっています。

ウィークリーマンション・マンスリーマンション

ウィークリーマンションは1週間単位、マンスリーマンションは1ヶ月単位で借りられる家具・家電付きの賃貸マンションです。一般的な賃貸マンションと違い敷金・礼金が不要な物件も多く、初期費用を抑えやすいのが特徴です。工期が1ヶ月未満であればウィークリーマンション、1ヶ月を超える工事であれば賃料が割安になりやすいマンスリーマンションが向いています。物件数は一般賃貸に比べて限られるため、工事のスケジュールが決まったら早めに空室状況を確認しておくと安心です。

短期契約の賃貸物件・UR賃貸住宅

一般的な賃貸物件でも、定期借家契約などで数ヶ月〜1年程度の短期契約を結べる物件を借りることができます。ファミリー世帯で荷物が多い、長期の工事になる見込みがある場合は、間取りの選択肢が多い賃貸物件の方が暮らしやすいことがあります。ただし敷金・礼金・仲介手数料といった初期費用がかかり、契約期間内に退去すると違約金が発生する契約もあるため、工期が延びる可能性もふまえて契約期間に余裕を持たせて借りることをおすすめします。保証人や礼金が不要なUR賃貸住宅も、短期の仮住まい先として選ばれることがあります。

実家・親族宅

実家や親族宅に身を寄せられる場合は、家賃・敷金礼金がかからず、仮住まい費用を大きく抑えられます。一方で、通学・通勤の経路が変わる、ライフスタイルの違いで気を遣う、日常生活で不便に感じる場面が増えるといった負担が生じることもあるため、工期が長くなる場合は、家族の人数や生活リズムに応じて他の選択肢と組み合わせることも検討しておくと安心です。

仮住まいにかかる費用の内訳

仮住まいにかかる費用を計算するイメージ

仮住まい費用は、家賃や宿泊料だけでなく、初期費用・引っ越し費用・荷物の保管費用まで含めて資金計画に入れておく必要があります。2026年時点の目安は次のとおりです。

家賃以外にかかる初期費用(敷金・礼金・仲介手数料)

2026年現在、一般的な賃貸マンションを仮住まいにして借りる場合、家賃1〜2ヶ月分の敷金、家賃1〜2ヶ月分の礼金、家賃0.5〜1ヶ月分の仲介手数料など、入居時に家賃の3〜5ヶ月分程度の初期費用がかかることがあります。ウィークリーマンションやマンスリーマンションは敷金・礼金が不要な物件も多く、初期費用を抑えたい場合に選ばれる理由のひとつです。短期契約になるほど割高な賃料設定の物件もあるため、契約前に総額で比較することをおすすめします。

引っ越し費用は2回分見込む

仮住まいを利用する場合、工事前の引っ越しと、工事完了後に新居へ戻る引っ越しの、合計2回分の引越し費用がかかります。引越し業者の手配を依頼する場合、荷物量や移動距離にもよりますが、1回あたり5万円〜15万円程度を見込んでおくと安心です。荷物を自分で運べる範囲に抑えられれば、レンタカーの利用だけで費用を抑えられることもあります。

荷物が多い場合はトランクルーム代も

仮住まいの部屋が狭い、収納スペースが手狭な場合や、家具・家電を一時的に預けて保管したい場合は、トランクルームの利用も選択肢になります。トランクルームの利用料は広さによって月額5,000円〜2万円程度が目安で、工事期間が長くなるほど総額がかさむため、仮住まい先の広さと合わせて荷物量を事前に整理しておくと、無駄な出費を抑えられます。

※記載の金額は一般的な戸建住宅の場合の目安です。建物の規模や工事範囲、劣化の状況によって費用は変わります。

仮住まい探しの方法とタイミング

工務店へ仮住まい探しを相談するイメージ

不動産会社・工務店に相談する

仮住まい先は、一般的な不動産会社に相談する方法のほか、施工会社(工務店)が提携する賃貸物件を紹介してもらう方法もあります。工務店紹介の物件は、工期にあわせた契約期間の調整がしやすく、契約手続きの負担を軽くできることがあります。インターネットの賃貸物件検索サイトで、短期契約可・家具家電付きの条件で絞り込んで探す方法もあわせて利用すると、選択肢を広げられます。

学区・ペット可など条件で絞る

お子様の通学がある場合は、今の小学校・中学校の学区内で仮住まい先を探すと、転校の負担を避けられます。ペットを飼っている場合は、ペットを持ち込めるペット可の物件に絞って探すか、工事期間中だけペットを実家やペットホテルに預けることも検討しておくと安心です。工事現場への出入りのしやすさ、通勤・通学の経路、家族の人数に合った間取りかどうかも、仮住まい先を決める際に確認しておきたいポイントです。

いつから探し始めればいいか

仮住まいが必要な工事では、契約から入居までの期間を考えると、工期が確定した段階で早めに探し始めることが大切です。希望条件に合う物件は早く埋まりやすいため、着工の1〜2ヶ月前を目安に動き出すと、余裕を持って仮住まい先を確保できます。繁忙期にあたる時期は物件が埋まりやすいため、さらに早めの行動をおすすめします。

仮住まいへの引っ越しで必要な手続き

仮住まいへの引っ越し作業のイメージ

水道・電気・ガスなどライフラインの手続き

仮住まいへ引っ越す際は、現在の住まいの水道・電気・ガスといったライフラインの使用停止手続きと、仮住まい先への入居に合わせた利用開始手続きが必要です。退去時には、使った分の水道・電気・ガスなど光熱費の精算もあわせて必要になります。工事期間中に水道や電気を使う作業がある場合は、施工会社と事前に使用範囲を確認しておくとスムーズです。退去と入居のタイミングが重ならないよう、引越し業者の手配を含め、日程に余裕を持って手続きを進めておくと安心です。

住民票の異動

仮住まいの居住期間が1年以内であれば、住民票を異動させなくても問題ないとされることが一般的です。ただし仮住まい先が離れた自治体になる、期間が長引く見込みがあるといった場合は、必要に応じて自治体の窓口に確認しておくと安心です。

郵便物の転送届

郵便局やインターネットで転送届を提出しておくと、仮住まい期間中の郵便物を転居先の住所に届けてもらえます。手続きには1週間程度かかることもあるため、引っ越し前に早めに済ませておくことをおすすめします。

仮住まい中の生活で気をつけたいポイント

仮住まい中の注意点を確認するイメージ

仮住まい期間中は、工事現場に近い場所であれば、工事の音や振動、ホコリが気になることもあります。日中は工事の音が入りやすいため、在宅ワークをされる方は仮住まい先の防音性も確認しておくと安心です。キッチン設備が簡易なウィークリーマンションやホテルでは、自炊がしにくく外食が増えやすいため、食費の出費がかさみやすい点もあらかじめ想定しておくとよいでしょう。また、現地調査の結果、解体してみないとわからない劣化が見つかるなど、工期が延びることもあります。工事が長期間に及ぶ場合は、仮住まい先の防音性や生活のしやすさがより重要になります。短期契約の賃貸物件を仮住まいにしている場合、契約期間内に退去できないと違約金が発生することもあるため、契約期間には工期より1〜2週間程度の余裕を持たせておくと、予定より工事が延びた場合にも対応しやすくなります。

仮住まいに関するよくある質問

Q. 仮住まいは絶対に必要ですか

いいえ、工事範囲によります。水回り設備の交換やスケルトンリフォームのような大規模な工事では仮住まいがほぼ必須ですが、内装の一部だけを直す工事であれば、仮住まいなしで生活しながら進められることもあります。

Q. 仮住まい探しはいつから始めればいいですか

工期が確定した段階で、着工の1〜2ヶ月前を目安に探し始めることをおすすめします。希望条件に合う物件は早く埋まりやすいため、早めに動き出すほど選択肢が広がります。

Q. ペットがいる場合はどうすればいいですか

ペットを持ち込めるペット可の物件を探すか、工事期間中だけ実家やペットホテルに預ける方法があります。ペットのストレスや工事の音・振動への影響も考慮して選ぶと安心です。

Q. 工期が延びたらどうなりますか

短期契約の賃貸物件やウィークリーマンションを仮住まいにしている場合、契約期間を延長できるか早めに確認しておくことが大切です。契約期間に1〜2週間程度の余裕を持たせておくと、工期が延びた場合にも対応しやすくなります。

まとめ

新しい住まいで安心して暮らすイメージ

フルリフォームで仮住まいが必要になるかどうかは、水回り設備の交換やスケルトンリフォームなど、工事内容によって変わります。仮住まい先にはホテル・ウィークリーマンション・マンスリーマンション・短期の賃貸物件・実家など複数の選択肢があり、工期の長さや家族構成によって向き不向きが変わります。家賃以外にも敷金・礼金・仲介手数料・引っ越し費用・トランクルーム代まで含めて資金計画を立て、学区やペット可といった条件も確認しながら、着工の1〜2ヶ月前を目安に早めに仮住まい先を探し始めることが、安心して工事期間を過ごすポイントです。フルリフォームの工期の目安はフルリフォームの期間はどれくらいかかる?、住まい全体の費用相場はフルリフォームの費用相場のページもあわせてご覧ください。2026年に埼玉県・東京都でフルリフォームと仮住まいの計画について相談したい方は、現地調査の段階から工期や仮住まいの見通しまで丁寧にご説明する、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する「匠プラス」までお気軽にご相談ください。設計から自社の大工を中心とした施工体制まで一貫して対応し、安心して仮住まい期間を過ごせるようサポートします。

市之瀬匠

この記事の監修

市之瀬 匠(いちのせ たくみ)

株式会社市之瀬工務店 代表取締役/一級建築士事務所

昭和43年(1968年)創業の株式会社市之瀬工務店で代表を務め、自社の大工とともに新築工事からフルリフォームまで手がけている。

運営者情報・会社概要を見る

  • 58年 創業からの歴史
  • 1名 在籍する一級建築士
  • 2,000件超 リフォーム施工実績
  • 22年 建築業界での経験年数
  • 1名 在籍する二級建築士
  • 4名 在籍する1級建築施工管理技士
  • 1名 在籍する1級建築施工管理技士補
  • 1名 在籍する宅地建物取引士

私たち、匠プラスについて

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