フルリフォームの期間はどれくらいかかる?工程別の目安とスケジュールの立て方
「フルリフォームをしたいが、どのくらいの期間がかかるのか分からず、仮住まいや引っ越しの計画が立てられない」という方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、内装・水回りを中心に作り替える工事であれば1〜2ヶ月程度、骨組み(構造体)を残してスケルトンの状態まで解体する大規模な工事になると、現地調査や契約までの準備期間を含めて3〜4ヶ月程度が目安になります。ここでは埼玉県・東京都で施工実績を持つ、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する「匠プラス」が、工程ごとの期間の目安、工期が延びる・短縮される要因、仮住まいが必要になる期間の考え方、着工までに確認しておきたいスケジュールの立て方までまとめて解説します。フルリフォームの費用相場や工事内容の基礎知識についてはフルリフォームとは(基礎知識まとめ)のページもあわせてご覧ください。
私たち、匠プラスについて
- 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
- 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
- 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
- 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
- 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
結論:フルリフォームの工期は1〜4ヶ月が目安、仮住まいを含めるとさらに長くなる

住まいを刷新するフルリフォーム(大規模な改修工事)の工期は、工事範囲によって大きく変わります。壁紙や床材、キッチン・浴室などの内装・水回り設備を中心に作り替える工事であれば、1ヶ月〜1ヶ月半程度で完了するケースが多く見られます。一方、外壁や屋根まで含めた内外装フルリフォームや、柱・梁といった骨組み(構造体)だけを残すスケルトンリフォームになると、解体から完成まで2〜4ヶ月程度かかることも珍しくなく、大がかりな工事になるほど工期は長くなる傾向があります。なお、骨組みを活かして作り替える工事は「リノベーション」と呼ばれることもありますが、工期の考え方は呼び方によって変わるものではなく、違いを詳しく知りたい方はフルリフォームとリノベーションの違いのページもご覧ください。これに加えて、現地調査から契約・着工までの準備期間として1〜2ヶ月程度、工事期間中に仮住まいが必要な場合はその期間も含めて考える必要があるため、検討を始めてから新しい住まいで暮らし始めるまでの総期間としては、一戸建てで半年前後を見込んでおくと余裕を持って計画できます。工期は建物の規模・構造・劣化の状況によって個別に変わるため、あくまで目安として捉え、具体的な期間は現地調査の結果をもとに施工会社とよく話し合うことをおすすめします。中古住宅や中古物件を購入してフルリフォームする場合も、考え方は同じです。
フルリフォームの工程ごとの期間の目安

フルリフォームは、検討を始めてから新しい住まいで暮らし始めるまで、大まかな流れとして大きく4つの工程に分けられます。それぞれの工程でどのくらいの期間を要するのか、順番に見ていきます。
検討・現地調査・設計打ち合わせ(1〜2ヶ月程度)
まず、複数の施工会社(業者)に相談し、現地調査を依頼します。現地調査では、建物の基礎・構造・配管といった目に見えない部分の劣化状況を確認し、どこまでの範囲を工事できるかを見極めます。その後、要望を伝えながら間取りやデザインのプランニングを図面に反映し、打ち合わせで的確に固めていきます。短期間に複数の施工会社選びを並行して進め、見積りを受け取って内容を比較検討する期間として、1〜2ヶ月程度を見込んでおくと安心です。要望や優先順位が明確に整理されているほど、打ち合わせの回数を絞ることができ、この期間を短縮しやすくなります。逆に、間取りや予算の方向性が定まるまで時間がかかり検討が長引くと、着工までの日程全体が後ろ倒しになり、工事が計画通り進む見通しも立てにくくなります。
契約から着工までの準備期間(2週間〜1ヶ月程度)
工事内容と見積もりに合意して請負契約(工事請負契約)を結んだ後、着工までの間に、建材や設備の発注・手配、近隣住民への挨拶、工事車両の搬入経路の確保、必要書類の提出といった準備を行います。目安として2週間〜1ヶ月程度の期間が必要です。工事の内容によっては建築確認申請が必要になり、申請から許可が下りるまで審査期間として数週間程度を要する場合もあります。工事の内容が申請の対象にあたるかどうかは、契約前に施工会社に確認しておくと安心です。既存の古い設備の撤去や、間取りの変更を伴う場合は、建材や設備の選定に時間がかかることもあるため、グレードの高い建材を希望する場合は、選定を早めに済ませておくと着工の日程が予定通り進みやすくなります。
解体・工事期間(2週間〜3ヶ月程度)
着工後は、まず足場を組む作業から解体工事へ進み、骨組み(構造体)の補強(耐震性・断熱性を高める補強を含む)、配管・配線の新設、内装・外装の仕上げへと進みます。表層リフォームであれば2週間〜1ヶ月程度、内外装まで含むフルリフォームで1〜2ヶ月程度、スケルトンリフォームになると2〜3ヶ月程度と、工事範囲が広いほど長い工期を要し、日数は増えます。工事中は、解体して初めて分かる構造や配管の劣化・不良が発覚することもあり、配管の移設を含む修繕が必要になった場合は当初の工期から延長・遅延になる可能性があります。工事車両の通行や資材の搬入が近隣の支障にならないよう、工事中に生じる騒音・ホコリへの配慮として早朝や夜間の作業音を避け、仮設トイレ・資材置き場を設けるスペースの確保、工事の進行状況をこまめに共有してもらえる施工会社を選ぶと、トラブルを避けやすくなります。
完了検査・引き渡し
工事が完了すると、仕上がりの確認と、設備が正常に動作するかの検査を行い、問題がなければ引き渡しとなります。検査から引き渡しまでは、半日〜数日程度で完了することが一般的です。引き渡し後は、新しい住まいへの引っ越しの日程を調整し、仮住まいで過ごしていた方はこのタイミングで退去手続きを進めます。
工期が延びる・短縮される主な要因

フルリフォームの工期は、同じ延床面積の住宅でも、次のような要因によって延びたり短縮されたりします。
解体してみて分かる構造・配管の劣化
工期が遅れる主な原因のひとつが、築年数が古い住宅ほど、解体して初めて分かる構造の傷み・配管の不良が見つかる可能性が高いことです。補強や補修の工事が追加されると、当初の工期から延長になりやすくなります。想定外の工事が生じた事態に備えて、事前にどの範囲まで対応するかを施工会社と話し合っておくと、工期への影響を最小限にとどめやすくなります。
建材・設備の資材調達と繁忙期
建材や設備の在庫状況によっては、発注してから現場に搬入されるまでに時間がかかることがあります。また、年末年始をまたぐ工程になる場合は、休暇中は現場が止まることも考慮しておきましょう。年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休、引っ越しが集中する3月の年度末前後は、施工会社・職人のスケジュールが埋まりやすい繁忙期にあたり、着工自体が後ろ倒しになることがあります。希望する時期に着工したい場合は、繁忙期を避けて早めに相談・契約を進めておくと円滑です。予想外の遅れが生じる可能性も見込む形で、余裕を持った日程を考慮しておくことも大切です。
天候
外壁や屋根の工事を伴う場合、梅雨の時期や台風が多い季節の変わり目は、天候によって作業ができない日が続くと工期が延びる要因になります。工事のスケジュールを立てる際は、天候の影響を受けやすい時期かどうかも、施工会社と事前に相談しておくと安心です。
建物の構造や戸建て・マンションの違い
木造(在来工法)住宅と鉄骨造の住宅では、骨組み(構造体)を補強する工事の進め方が異なり、工期にも差が出ることがあります。木造住宅のフルリフォームについては木造住宅のフルリフォームのページで詳しく解説しています。また、マンションのフルリフォームは、管理組合への事前申請や管理規約の確認、専有部分と共用部分の区分、エレベーターや階段の使用、工事可能な時間帯の制限など、戸建てとは異なる制約・手続きが加わるため、同じ規模でも戸建てより準備期間が長期間に及ぶことがあります。二世帯住宅への変更など住戸の間取りを大きく変えたい場合は、管理規約で制限されている工事もあるため、契約前の確認が欠かせません。建て替えとの違いについてはフルリフォームと建て替えの違いを比較のページもあわせてご覧ください。
場所・部位別に見る工期の目安

部分的な工事だけを検討している方のために、部屋・場所ごとの工期の目安もまとめました。全面的に作り替える全面リフォームと違い、該当する部位だけであれば次のように短め・短い期間で完了することが一般的です。
- キッチンの交換:1〜2週間程度
- 浴室(ユニットバス)の交換:1〜2週間程度
- トイレ(便器)の交換:半日〜1日程度
- 洗面所・洗面化粧台の交換:半日〜1日程度
- リビングや和室の床・壁・天井の張り替え:2〜3週間程度
- フローリングや壁紙(クロス)だけの張り替え:数日〜1週間程度
- 窓・サッシの交換:数日程度
- 外壁の張り替え・屋根の葺き替え:1〜2週間程度
- 収納・クローゼットの増設:3日〜1週間程度
- 門扉・植え込みなどエクステリアの工事:数日程度
外壁や床材を張り替える場合も、劣化の状況によって日数は前後します。床暖房の新設や、耐震性を高める補強工事など、床や壁を剥がして構造に手を入れる工事を組み合わせる場合は、単体の工事より長い工期を見込んでおく必要があります。気になる場所が複数ある場合は、個別に依頼するより同時にフルリフォームでまとめて行う方が、全体の工期や費用を抑えられることもあります。
仮住まいが必要になる期間の考え方

キッチンや浴室、トイレといった水回り設備の交換を伴う工事では、工事中はその設備が使えなくなるため、仮住まいへの引っ越しが必要になるケースが多くあります。住む場所がなくて困る事態を避けるため、仮住まいの期間は、工事期間とほぼ同じ長さを見込んだうえで、荷物の搬出・搬入や引っ越し作業にかかる日数の余裕を2週間程度加えて計画すると、予定通り進まなかった場合にも対応しやすくなります。仮住まいの選択肢としては、家具付きのウィークリーマンションや短期契約可能な賃貸住宅などがあり、ファミリー世帯か単身かといった家族の人数、子どもの通学・通勤に伴う出入りの経路、家族のライフスタイルによって適した候補は変わります。仮住まいの賃貸契約にかかる家賃・敷金・礼金や引っ越し費用も、資金計画にあらかじめ含めておくことが大切です。
工期をスムーズに進めるためのスケジュールの立て方

工期を予定通り進めるためには、引っ越したい時期から逆算してスケジュールを立てることが大切です。
引っ越し希望日から逆算して相談を始める時期を決める
新しい住まいで暮らし始めたい時期が決まっている場合は、そこから工事期間・仮住まいへの引っ越し期間・準備期間・検討期間を逆算し、何ヶ月前から施工会社への相談を始めればよいかを整理しておくと、余裕を持った計画になります。繁忙期を避けたい場合は、さらに1〜2ヶ月早めに動き出すことをおすすめします。複数の施工会社の工期を比べるときは、同じ工事範囲・同じ条件で見積もりを出してもらい、途中でプランを変更しないことも、予定に合うスケジュールを守るうえで重要です。
施工会社に確認しておきたい質問
工期の見通しについて、工程表をもとに施工会社との打合せで相談する際に挙げる質問の例は次のとおりです。あらかじめ確認しておくと、スケジュールのズレを防ぎやすくなります。
- 現地調査から契約まで、どのくらいの期間を見込んでいますか
- 着工から完成まで、工程ごとにどのくらいの期間がかかりますか
- 解体して構造の劣化が見つかった場合、工期はどの程度延びる可能性がありますか
- 仮住まいが必要になる期間はどのくらいですか
- 繁忙期による着工時期への影響はありますか
まとめ

住まいを刷新するフルリフォーム(全面リフォーム)の工期は、内装・水回り中心の工事であれば1〜2ヶ月程度、骨組みまで解体するスケルトンリフォームであれば2〜4ヶ月程度が目安です。これに現地調査から契約までの準備期間、工事中の仮住まい期間を含めると、検討を始めてから新しい住まいで暮らし始めるまでは半年前後を見込んでおくと安心です。工期は建物の構造・劣化の状況・繁忙期や天候といった要因によって変わるため、引っ越したい時期が決まっている場合は、そこから逆算して早めに相談を始めることをおすすめします。建て替える場合との工期の違いを含め、フルリフォームの費用や工事内容の基礎知識はフルリフォームとは(基礎知識まとめ)、建て替えとの違いはフルリフォームと建て替えの違いを比較のページでも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。埼玉県・東京都でフルリフォームをご検討中の方は、自社の大工を中心とした施工体制で、現地調査の段階から工期の見通しまで丁寧にお伝えする、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する匠プラスまでお気軽にご相談ください。理想の住まいを実現するためにも、早めのご相談をお待ちしております。
私たち、匠プラスについて
- 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
- 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
- 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
- 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
- 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。