フルリフォーム工務店の特徴とメリット・デメリット、良い工務店の見極め方
「フルリフォームを依頼する会社を探していて、工務店に頼むと何が違うのか、ハウスメーカーや設計事務所と比べてどちらがいいのか分からない」というご相談をよくいただきます。結論から言うと、工務店は自社の大工を中心とした施工体制を持つ会社が多く、現場の情報が伝わりやすいことや価格面で柔軟に対応してもらいやすいことが特徴ですが、会社の規模によって対応力に差があるため、良い工務店かどうかを見極める視点が欠かせません。ここでは埼玉県・東京都で施工実績を持つ、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する「匠プラス」が、工務店という依頼先の特徴、ハウスメーカーや設計事務所との違い、良い工務店を見極めるチェックポイントまでを解説します。工務店以外の依頼先も含めた業者全体の選び方・共通の見極めポイントはフルリフォーム業者の選び方、相見積もりの取り方はフルリフォームの見積もりのページで詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
私たち、匠プラスについて
- 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
- 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
- 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
- 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
- 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
結論:工務店は自社の大工中心の施工体制と価格面の柔軟さが強み

工務店は、地域に根ざして自社の大工を中心とした施工体制を持つ会社が多く、現場管理から職人の手配まで一貫して対応できる点が強みです。耐震補強や断熱改修、バリアフリー化、外壁・屋根などの外装工事まで手掛ける工務店も多くあります。断熱改修など性能向上の工事は、国や自治体の補助金の対象になることもあるため、気になる場合は相談時に確認してみましょう。ハウスメーカー系の大手リフォーム会社のように全国規模の看板や保証制度はない代わりに、会社のブランド料・営業経費がかかりにくく、価格面で柔軟に対応してもらいやすい傾向があります。一方で会社の規模によって同時に対応できる現場数や、デザイン提案力には差が大きいため、工務店という種類だけで判断せず、1社ごとに実績や体制を確認することが欠かせません。なお、骨組みを活かす大規模な改修は「リノベーション」「フルリノベーション」と呼ばれることもありますが、工務店を見極める視点は基本的に同じです。
フルリフォームにおける「工務店」とは

工務店とは、住宅の新築・増改築・リフォームなどの建築工事を請け負う会社の総称で、法律上の明確な定義があるわけではありません。多くは地域に根ざし、自社の大工を中心とした施工体制で、現場監督と大工が同じ会社内で連携しながら工事を進める点が特徴です。新築だけでなく、古い中古物件や戸建て・マンションを購入してフルリフォームを依頼する場合も、建物の状態を踏まえて相談できる工務店が候補になります。これから長く住み、暮らしていく住まいだからこそ、工事の規模によっては建設業の許可が必要になることも含め、ホームページや契約書で許可番号を確認しておくと安心です。
ハウスメーカー・設計事務所との違い
ハウスメーカー系の大手リフォーム会社は、保証制度や相談窓口が整い全国規模で対応している安心感がありますが、現場の施工は提携する協力会社が担うことが多く、会社のブランド料・営業経費が価格に含まれる傾向があります。設計事務所は間取りの変更やデザインの提案など設計段階から関わり、大規模なフルリフォームやスケルトンリフォームとの相性が良い一方、施工は提携する工務店に委託する事務所もあります。工務店はこの両者の中間に位置し、自社の大工による施工体制と、地域密着ゆえの柔軟な対応を併せ持つのが特徴です。会社によっては建築士事務所の登録を持ち、設計から施工まで一貫して対応できる工務店もあります。
工務店にフルリフォームを依頼するメリット

自社の大工を中心とした施工体制で現場の情報が伝わりやすい
自社の大工を中心とした施工体制の工務店は、現場で分かった劣化状況や変更点が社内で共有されやすく、職人の技術力も把握しやすい傾向があります。外部の協力会社に委託する比率が高い会社に比べて、現場監督と大工のコミュニケーションが取りやすく、工事中の仕様変更にも対応しやすい傾向があります。
価格面で柔軟に対応してもらいやすい
工務店は全国規模の看板や大規模な広告費を持たない会社が多く、ハウスメーカー系の大手リフォーム会社に比べて、工事費用以外の諸経費が価格に占める割合を抑えやすい傾向があります。ただし会社によって得意分野や施工体制が異なるため、同じ工事内容で相見積もりを取り、工事費用だけでなく諸経費まで含めたトータルの金額と内容の両方を比較することが大切です。要望に応えてもらえる柔軟さがあるかも、価格と合わせて確認しておきましょう。
地域密着でアフター対応が早い傾向
地域に根ざした工務店は、工事後に不具合が見つかった際の駆けつけや、定期的なアフター点検への対応が早い傾向があります。長く地域で営業を続けている工務店ほど、過去の工事履歴を把握したうえで相談に応じてもらいやすいという利点もあります。
工務店に依頼する際に知っておきたい注意点

会社規模によって同時対応できる現場数に差がある
工務店は会社の規模によって、同時に対応できる現場数に限りがあります。繁忙期は現地調査から着工までの待ち時間が長くなることもあるため、工事を希望する時期が決まっている場合は、早めにスケジュールを相談しておくと安心です。
デザイン提案力・設計対応力は会社ごとに差が大きい
間取りの大幅な変更やデザインにこだわりたい場合、工務店によっては設計提案の幅が限られることがあります。建築士事務所の登録を持ち設計から対応できる工務店や、設計事務所と提携している工務店もあるため、依頼前にどこまで対応できるか確認しておくと、完成後のイメージのずれを防ぎやすくなります。
工務店の主な種類

地域密着の個人経営・小規模工務店
地域で長く営業を続ける個人経営・小規模の工務店は、社長自身が現場に立つことも多く、きめ細かい対応を受けやすいのが特徴です。会社の規模が小さいぶん、担当者が変わらず最後まで同じ人に相談できる安心感もあります。
フランチャイズ・グループ系の工務店
複数の工務店が加盟するフランチャイズ・グループ系の仕組みを使う会社もあります。グループ本部が持つ施工マニュアルや研修制度を活用できる一方、実際の工事を担当するのは加盟している地域の工務店であるため、見極めるポイントは個々の工務店と同様です。
設計事務所を併設した工務店
一級建築士事務所などの設計部門を併設した工務店は、間取りの変更や耐震補強、断熱改修など性能向上を含む大規模なフルリフォームでも、設計と施工を同じ会社内で一貫して進められるのが特徴です。自社の大工を中心とした施工体制を持ちながら、設計事務所としての提案力も備えているため、工務店と設計事務所それぞれの強みを両立しやすい形といえます。
良い工務店を見極めるチェックポイント

建設業の許可・建築士事務所登録の有無
工事の規模によっては建設業の許可が必要になるため、ホームページや契約書で許可番号を確認しておくと安心です。許可の有無は、安全な工事を計画的に進められる会社かどうかの目安にもなります。設計から依頼したい場合は、建築士事務所として登録されているかもあわせて確認しましょう。
自社の大工を中心とした施工体制か
自社の大工を中心とした施工体制か、外部の協力会社への委託が中心かは、会社によって異なります。委託比率が高い会社の場合は、現場管理の体制がどうなっているかを担当者に確認しておくと、工事中の対応に差が出にくくなります。
フルリフォームの施工実績・得意分野
キッチン・お風呂・トイレなど水回りの設備交換だけの部分改修を得意とする工務店と、スケルトンリフォームや耐震補強、断熱改修まで含む大規模な工事を得意とする工務店では、実績の中身が異なります。希望する工事の規模・内容に近い施工事例を公開しているか、過去の件数を確認し、得意分野が合っている会社を候補に選びましょう。
保証・アフター対応
まもりすまいリフォーム保険などの保証に加入できるかは、良い工務店を見極める重要なポイントです。保証の対象範囲は、構造耐力上主要な部分・雨水の浸入を防ぐ部分が5年間、内装・設備などが1年間、基礎を新設する増築特約で対象部分が10年間となるのが一般的です(※諸条件による)。工事後に不具合が見つかった場合の連絡窓口や、定期メンテナンスを含むアフター点検の有無・頻度、工事後の要望にも応じてもらえるかもあわせて確認しておくと安心です。
打ち合わせのしやすさ・ショールームの見学
打ち合わせの中で要望を丁寧にヒアリングしてくれるか、間取りプランや仕上がりのイメージをショールームや施工事例でスムーズに共有できるかも、長い工事期間を共に進めるうえで欠かせないチェックポイントです。
口コミ・評判の見方
工務店選びでは口コミや評判も参考になりますが、件数が少ない場合や極端に偏った評価は、他の情報とあわせて判断することをおすすめします。施工事例や建設業の許可番号など、会社が自ら具体的に公開している情報と併せて確認すると、実態に近い評価をつかみやすくなります。
ハウスメーカー・設計事務所と工務店、どちらが向いているか

水回りなど部分的な工事が中心で、価格面を重視したい場合は工務店が候補になりやすく、全国規模の保証制度や相談窓口の充実を重視する場合はハウスメーカー系の大手リフォーム会社が、間取りの大幅な変更やデザインにこだわる場合は設計事務所が候補になります。ただし工務店でも設計から対応できる会社、建築士事務所登録を持つ会社もあるため、どちらが絶対に良いと決めつけず、1社ごとに対応範囲を確認することをおすすめします。業者全体に共通する見極めポイントはフルリフォーム業者の選び方のページでも詳しく解説しています。
フルリフォーム工務店に関するよくある質問

Q. 工務店に頼むと、建築士による設計はしてもらえませんか?
工務店によって対応は異なります。建築士事務所の登録を持つ工務店や、設計事務所と提携している工務店であれば、間取りの変更やデザインの提案も依頼できます。依頼前に、設計から施工までどこまで自社で対応できるかを確認しておくと安心です。
Q. 工務店は会社の規模が小さいと、将来的な対応が心配です。
会社の規模だけで判断するのは難しいですが、創業年数や過去の施工実績、保証・アフター対応の体制が明確に説明されるかは、見極めの参考になります。契約前に、工事後の保証内容や連絡窓口がどうなっているかを確認しておきましょう。
Q. 地域密着の工務店とフランチャイズ系の工務店は何が違いますか?
地域密着の工務店は社長自身が現場に立つことも多く、きめ細かい対応を受けやすいのが特徴です。フランチャイズ・グループ系は本部の施工マニュアルや研修制度を活用できますが、実際に工事を担当するのは加盟する地域の工務店であるため、見極めるポイントは個々の工務店と同様です。
まとめ

フルリフォームを工務店に依頼する場合は、自社の大工を中心とした施工体制と価格面の柔軟さが強みである一方、会社の規模によって対応力に差があることを踏まえ、建設業の許可、施工実績・得意分野、保証・アフター対応という共通のチェックポイントで1社ずつ見極めることが大切です。ハウスメーカーや設計事務所との違い、業者全体に共通する見極めポイントはフルリフォーム業者の選び方、相見積もりの取り方はフルリフォームの見積もりのページもあわせてご覧ください。家族が長く住む家だからこそ、ライフスタイルの変化にも応じる柔軟さを持ち、要望に応える丁寧な工務店を選び、理想の住まいで快適に暮らす毎日を実現しましょう。予算やスケジュールの要望にも応じてもらいながら、納得できる形で工事を完了まで進めることが大切です。埼玉県・東京都でフルリフォームをご検討中の方は、自社の大工を中心とした施工体制を持ちながら、一級建築士事務所としての設計対応も行う、市之瀬工務店が運営する匠プラスまでお気軽にご相談ください。
私たち、匠プラスについて
- 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
- 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
- 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
- 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
- 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。