「フルリフォーム物件」とは?中古を自分で直す場合との違いと選び方の注意点

「フルリフォーム物件」という検索キーワードには、すでにフルリフォームされた中古物件を買いたい方と、中古物件を購入してこれから自分でフルリフォームしたい方という、2つの立場が混在しています。不動産サイトでは「フルリフォーム済み物件」「リフォーム・リノベーション済み中古物件」といった表記で、工事が完了した物件がまとめて紹介されていますが、完成品を買う場合と、自分好みに作り替える場合とでは、確認すべきポイントや向いている人のタイプが大きく異なります。ここでは埼玉県・東京都で施工実績を持つ、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する「匠プラス」が、「フルリフォーム物件」の意味と、それぞれの選び方・注意点を解説します。中古物件を購入してから自分でフルリフォームする場合の費用総額や流れを詳しく知りたい方は、中古物件のフルリフォームにかかる費用と流れのページもあわせてご覧ください。

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
  • 運営会社の市之瀬工務店は一級建築士事務所です。間取り変更・耐震・断熱まで住まい全体を見てご提案します。
  • 自社大工と信頼できる協力業者が連携し、細部まで丁寧に仕上げます。
  • 木造住宅耐震診断士が在籍しており、古い住宅の耐震面も含めて相談できます。
  • 埼玉県・東京都内で幅広く対応可能です。
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結論:「フルリフォーム物件」には2つの意味がある

中古マンションの外観イメージ

「フルリフォーム物件」という言葉には、大きく2つの意味が含まれています。1つ目は、不動産会社や不動産ポータルサイトで使われる「フルリフォーム済み物件」という意味で、すでに内装や設備の工事が完了し、そのまま住める状態で売りに出されている中古一戸建てや中古マンションを指します。2つ目は、中古物件を購入したあと、買い手自身が自分の希望に合わせてフルリフォームを行う、という意味です。前者は購入してすぐ新生活を始められる手軽さが魅力ですが、工事の内容や品質は売主や施工会社に委ねられています。後者は間取りや設備を自分の理想どおりに作り替えられる一方、物件探しから設計・工事まで一定の時間と手間がかかります。どちらが向いているかは、住まいに求める条件や、工事内容へのこだわりの強さによって変わるため、次の章からそれぞれの特徴を詳しく見ていきます。

「フルリフォーム物件」とは?不動産サイトでの意味

築年数が経過した中古住宅の外観イメージ

不動産ポータルサイトで「フルリフォーム物件」「フルリフォーム済み物件」と表記されている中古一戸建て・中古マンションは、売主や不動産会社が、内装(壁紙・フローリング・天井)や水回り設備(システムキッチン・浴室・トイレ・洗面台)、場合によっては間取りや配管まで、販売前にあらかじめ工事を済ませた物件です。中古一戸建て・中古マンションのほか、土地付きの中古住宅が含まれることもあります。多くの不動産ポータルサイトでは、立地(駅徒歩10分以内など)や間取り、築年数といった条件で、フルリフォーム済み物件を絞り込んで探せます。似た言葉に「リノベーション」がありますが、明確な定義による使い分けがあるわけではなく、会社によって「フルリフォーム」「フルリノベーション」がほぼ同じ意味で使われることもあります。一般的には、リフォームが老朽化した部分を元の状態に戻す「修繕」に近い工事を指し、リノベーションは間取り変更や性能向上まで含めた「価値を高める」工事を指すというニュアンスの違いで説明されることが多いですが、どちらの言葉を使っていても、工事内容そのものを確認することが大切です。

フルリフォーム済み物件を買うメリット・デメリット

フルリフォームの説明を受けるイメージ

メリット

フルリフォーム済み物件のメリットは、購入後すぐに新しい内装・設備の住まいで新生活を始められることです。中古物件でありながら、新築の一戸建てや新築マンションに比べて価格を抑えやすく、立地のよい駅周辺や人気エリアでも、理想の立地と予算のバランスを取りやすい傾向があります。すでに完成している住まいを内見して確認できるため、工事後の仕上がりを想像する必要がなく、家具・家電のレイアウトも決めやすい点も魅力です。

デメリット・注意点

一方で、フルリフォーム済み物件は、いつ・どこまで・どのような工事を行ったのかが分かりにくいというデメリットがあります。内装や設備など見える部分がきれいに仕上がっていても、床下の配管や断熱材、構造部分まで手を入れているかどうかは、物件の説明だけでは判断できないことがあります。工事を行った施工会社の保証が物件に付いているか、売主が個人か不動産会社(リノベーション再販業者)かによっても、購入後のアフターサービスの有無が変わります。同じ立地・同じ間取りの未改修の中古物件に比べて、価格が高めに設定されていることもあるため、工事内容と価格のバランスを確認することが大切です。

フルリフォーム済み物件を選ぶときに確認したいポイント

物件の間取りを確認するイメージ

フルリフォーム済み物件を検討する場合、内見では見えない部分まで確認しておくと、購入後の後悔を防ぎやすくなります。

いつ、どこまで改修したかを確認する

工事が完了した時期と、内装・設備だけの部分的な工事か、間取り変更や配管まで含めた全面的な工事かを、不動産会社や売主に確認しましょう。マンションの場合は専有部分(住戸内)だけが対象になるため、同じ「フルリフォーム済み」でも、戸建てとマンションとで工事の範囲は変わります。

新耐震基準とインスペクションの実施有無を確認する

建築基準法は1981年(昭和56年)6月に耐震基準が改正され、それ以降の基準は「新耐震基準」と呼ばれています。国土交通省の資料によると、新耐震基準は震度6強〜7程度の地震でも倒壊・崩壊しないことを目安に定められており、それ以前の「旧耐震基準」の建物より高い耐震性が期待できます。物件が1981年より前に建てられている場合は、耐震診断や耐震補強の実施状況を確認しておくと安心です。また、第三者機関によるインスペクション(住宅診断)を受けているかどうかも、構造や雨漏りなど見えない部分の状態を把握する手がかりになります。

保証・アフターサービスの有無を確認する

フルリフォーム済み物件のなかには、工事を行った施工会社による保証やアフターサービスが充実している物件と、そうでない物件があります。引き渡し後に設備の不具合や雨漏りなどが見つかった場合に、どこまで対応してもらえるのか、保証期間や対象範囲を契約前に確認しておくことをおすすめします。

マンションは専有部分と共用部分を分けて確認する

中古マンションの場合、専有部分の内装や設備がきれいにフルリフォームされていても、外壁や共用の廊下、エントランスといった共用部分の管理状態は別に確認する必要があります。建物全体の修繕積立金の状況や、過去の大規模修繕の実績も、管理会社や不動産会社に確認しておくと、将来の住み心地や資産価値の見通しが立てやすくなります。

自分好みに仕上げたいなら「中古物件を買って自分でフルリフォームする」選択肢も

3LDKの間取り図を確認するイメージ

間取りや内装、設備のグレードまで自分の理想どおりに作り込みたい場合は、完成済みのフルリフォーム物件を買うのではなく、中古物件を購入したうえで、自分でフルリフォームを依頼するという選択肢もあります。すでにフルリフォームされた物件に比べると、物件探しから設計・工事まで数か月単位の時間がかかり、資金計画も物件価格と工事費用を合わせて立てる必要がありますが、家族構成やライフスタイルに合わせて、間取りや設備を一から選べる自由度の高さが魅力です。例えば3LDKの中古マンションでも、仕切りの壁を取り払って広いLDKに変えるといった間取り変更は、中古物件を購入して自分でフルリフォームするからこそ叶えられる選択肢です。中古物件を購入してから自分でフルリフォームする場合の費用総額の目安や、物件選びのポイント、購入から工事完了までの流れは、中古物件のフルリフォームにかかる費用と流れのページで詳しく解説しています。

フルリフォームを依頼する会社選びのポイント

複数社の見積もりを比較するイメージ

自分でフルリフォームを依頼する場合、会社によって得意とする工事範囲や、見積もりの内訳の分かりやすさが異なります。複数の会社にインスペクションを踏まえた見積もりを依頼し、工事内容と金額を比較することが大切です。会社選びの基準や見積もり比較の進め方は、フルリフォーム業者の種類・見極め方・探し方のページでまとめています。埼玉県・東京都でフルリフォームをご検討中の方は、設計から自社の大工を中心とした施工体制まで一貫して対応する、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する「匠プラス」までお気軽にご相談ください。

「フルリフォーム物件」に関するよくある質問

物件の間取り図面のイメージ

Q. フルリフォームとリノベーションは何が違いますか?

明確な使い分けの定義があるわけではなく、会社によって「フルリフォーム」「フルリノベーション」がほぼ同じ意味で使われることもあります。呼び方よりも、工事内容そのものを確認することが大切です。

Q. フルリフォーム済み物件は、未改修の中古物件より価格が高いのですか?

同じ立地・同じ間取りの未改修物件に比べると、価格が高めに設定されていることがあります。一方で、新築の一戸建てや新築マンションに比べると価格を抑えやすい傾向があるため、比較対象によって印象が変わります。

Q. 中古マンションの専有部分だけの工事でも「フルリフォーム」と呼びますか?

明確な面積や工事範囲の基準があるわけではありませんが、内装・水回り設備など専有部分を全面的に工事した場合は「フルリフォーム」と表記されることが多いです。外壁や共用部分は管理組合が管理するため、専有部分とは別に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

家族でフルリフォームを検討するイメージ

「フルリフォーム物件」には、すでに工事が完了した「フルリフォーム済み物件」を買う方法と、中古物件を購入してから自分でフルリフォームする方法の2つがあります。完成済みの物件はすぐに新生活を始められる手軽さが魅力ですが、工事内容や保証の有無を確認することが欠かせません。間取りや設備を自分の理想どおりに作り込みたい場合は、中古物件を購入してから自分でフルリフォームする方法も検討してみてください。「古い物件を、家族の理想を叶える心地よい住まいに生まれ変わらせたい」といったご相談も歓迎です。埼玉県・東京都で施工実績を持つ、一級建築士事務所の市之瀬工務店が運営する「匠プラス」が、物件選びの段階から構造・耐震性までふまえた設計、自社の大工による施工まで一貫して対応します。フルリフォームをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。

市之瀬匠

この記事の監修

市之瀬 匠(いちのせ たくみ)

株式会社市之瀬工務店 代表取締役/一級建築士事務所

昭和43年(1968年)創業の株式会社市之瀬工務店で代表を務め、自社の大工とともに新築工事からフルリフォームまで手がけている。

運営者情報・会社概要を見る

  • 58年 創業からの歴史
  • 1名 在籍する一級建築士
  • 2,000件超 リフォーム施工実績
  • 22年 建築業界での経験年数
  • 1名 在籍する二級建築士
  • 4名 在籍する1級建築施工管理技士
  • 1名 在籍する1級建築施工管理技士補
  • 1名 在籍する宅地建物取引士

私たち、匠プラスについて

  • 匠プラスは、1968年創立の株式会社市之瀬工務店が運営するフルリフォーム専門店です。
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